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県政トピックス

JR南浦和駅のバリアフリー化が前進へ 住民運動が実結ぶ
1月29日に住民団体が開いた「学習交流集会」。村岡県議があいさつしました。
1月29日に住民団体が開いた「学習交流集会」。村岡県議があいさつしました。
 県内有数の利用者数がありながら、エレベーター設置などのバリアフリー化が遅れていたJR南浦和駅(さいたま市)で、エレベーターの設置計画が具体的に動き出し始めました。南浦和駅周辺の住民の皆さんはじめ利用者の運動によって、利用者の長年の願いだったエレベーター設置に実現の見通しが出てきました。

 1月29日には、さいたま市南区で住民団体の主催による学習交流集会(さいたま市出前講座)が開かれました。集会では国交省関東運輸局と、さいたま市の担当者がバリアフリー化の制度や市の計画などについて説明。村岡正嗣県議も参加し、県議会での取り組みなどを紹介し、バリアフリーを考えることは社会のあり方を考えることだとあいさつしました。

改札内にエレベーター設置 JR大宮支社発表
 JR東日本大宮支社は2013年1月10日、南浦和駅のバリアフリー整備計画について記者発表しました。それによると、2015年度までに改札内通路と1・2番線ホーム(京浜東北線東京方面)、3・4番線ホーム(京浜東北線大宮方面)、6番線ホーム(武蔵野線西船橋方面)を結ぶエレベーターを設置します。(図参照)
JR大宮支社の発表資料から(クリックすると拡大します)
JR大宮支社の発表資料から(クリックすると拡大します)


 残る5番線ホーム(武蔵野線府中本町方面)についてJRは、引き続きバリアフリー化への検討を進めるとしています。さいたま市の担当者によると、JRから「5番線へのエレベーター設置には用地買収が必要となるため、今回の計画には組み込まなかった」との説明があったそうです。

13年度予算で基本設計と詳細設計 さいたま市
 改札外のエレベーター設置は、さいたま市が実施します。現在、市は概略設計を実施しています。担当者は、2013年度予算に基本設計と詳細設計の予算を盛り込み、早ければ14年度に設置工事を始めたいとの考えを示しました。

 集会参加者からはエレベーター設置のめどがついたことに喜びの声が出るとともに、トイレの改修や下りエスカレーターの設置、バス停の問題など駅舎を含めたバリアフリーの要望や意見もあがりました。

住民、利用者が長年運動 日本共産党もともに活動
 南浦和駅のバリアフリー化をめぐっては、地域で活動する「住みよいまちづくり連絡会」と「南区西・住みよい町をつくろう会」が、日本共産党の守谷千津子市議とともに署名活動やJR・さいたま市への要請などに取り組み続けてきました。守谷市議は繰り返し市議会で取り上げ、市長から「全力をあげて取り組みます」との答弁を引き出しました。

 また、隣の川口市でも「川口芝地域・南浦和駅利用者の会」が結成され、今井はつえ市議とともに運動を進めてきました。

 2012年7月にはJR大宮支社と直接交渉。この席上、JR側は駅舎の全面改修を当面見送り、エレベーター設置などを先行させる意向を表明しました。この交渉には日本共産党の守谷、今井両市議に加えて村岡正嗣県議、塩川鉄也衆院議員も参加しました。(記事はこちら

県議会でも問題指摘 決算特別委「改善または検討を要する事項」に盛り込まれる
 県議会では村岡県議が決算特別委員会で南浦和駅はじめバリアフリーの問題を取り上げました(記事はこちら)。

 村岡県議の提案によって、同委員会のまとめた「改善又は検討を要する事項」の中に、「駅のバリアフリー化については、(中略)、県が更なるイニシアチブを発揮して、整備促進を図ること」が全会一致で盛り込まれました。

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