子どもが欲しいカップルは、ご自身が思っていたよりも妊娠までに時間がかかると不安が募ることもありますよね。生理周期に問題がない場合、避妊をしないで1年間妊娠しなかったらそろそろ検査を始めた方がいいと言われています。
妊娠についてのお悩みは産婦人科や泌尿器科などがありますが、最近は不妊カップルが多く通う専門施設も増えてきています。自分に合うかどうか、まずは一度相談に行ってみると良いでしょう。
病院での検査は、女性の場合、子宮の形の問題がないか、卵管が通っているかなどを見るため、子宮卵管造形というレントゲン検査をします。それから、排卵がきちんとなされているか確認するため、超音波検査や血液ホルモンの検査も行います。男性の場合は、精液検査によって、精子が十分あるかどうかなどを調べます。
女性の検査は月経周期でできる検査が異なるため、複数回にわたって検査が行われるのが普通です。
なかなか妊娠しない原因がわかったら通院して治療します。検査で原因がはっきりしない場合もありますが、通院して、卵巣を超音波で観察して、性交のタイミングを合わせるだけでうまくいくこともありますし、排卵を誘発したり、人工授精、体外受精といった治療を必要とするカップルもいます。治療の仕方はカップルによってさまざまです。なお、治療をすれば必ず妊娠できるわけではなく、年齢や原因により変わってきますが、大体不妊検査を始めたカップルのうち6割くらいが妊娠するようです。とはいえ、通常の不妊検査、治療は保険診療で行っているところが多いので不安な方は早めに相談に行くと良いでしょう。
埼玉県の不妊治療の指定医療機関は、埼玉県庁健康長寿課のホームページから調べることが出来ます。
埼玉医科大学総合医療センターでは、面談にて不妊専門相談や、助産師による不妊・不育症・妊娠に関する電話相談も行っていますので気軽に問い合わせてみてくださいね。
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