全国的に、地方税は市町村が徴収を担う個人住民税の納税率が低い傾向があります。中でも、残念なことに埼玉県は2009年度から住民の納税率全国ワーストが続いているんだそうです。
県税に占める個人県民税の割合が課税ベースで約40%(2017年度調べ)と、全国平均の約30%に比べて高いことが納税率全体を押し下げていると考えられています。
そこで2014年より、滞納整理に精通した職員を「徴税マイスター」に選任し、滞納が高額になってしまっている住民の対応や徴税マイスターの人材育成を行っています。当初はベテラン職員4人がマイスターに選ばれ、その豊富な知識と経験から相談が後を絶たないようです。
もしあなたや身の回りの方が市県民税などを滞納してしまったら・・・。そんなことはありえない、という方でも、突然やむを得ない事情で税金を滞納してしまう可能性もあります。そんな時は連絡するのを恐れずに徴税マイスターに相談してみましょう。一緒に納付の計画を考えてくれたり、親身になって向き合ってくれます。
税金を滞納すると財産を差し押さえられる、といった不安もあるかもしれませんが、この道22年のベテラン徴税マイスター藤村さんによると、「感情のこじれを生む差し押さえは最後の手段。滞納整理については法令も多く、滞納者それぞれの状況によってやり方が異なるため、ぜひ相談してほしい。」とのことです。
徴税マイスターに関する議題があがった特別予算委員会の報告について、こちらからご覧いただけます。