長いゴールデンウィークが終わり、夏日となる日が少しずつ出てきましたね。
これから気温や湿度が高くなる夏に向けて、気をつけなければならないのが『食中毒』です。
特に抵抗力の弱い小さい子どもやお年寄りほど重症化しやすい場合もあるため、各家庭で十分な注意が必要になります。
どんなことに気をつけたらいいのか、改めて確認しておきましょう!
夏場に起こる食中毒は主に「細菌」が原因です。
代表的なものにO157やカンピロバクター、サルモネラ菌などがあり、多くは室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。
また、細菌は湿気も好みます。細菌を増やさないようにすることが大事です。
手は様々なものをさわるため、雑菌がたくさんついています。
調理をする前や食事をする前はもちろんのこと、トイレの後や鼻をかんだ後、動物をさわった後などもしっかり手洗いをしましょう。
特に子どもは気付かぬうちにいろいろなものをさわっているものです。子どもに正しい手洗いの仕方を教えるのも親の務めですね。
お肉を調理する時は、必ず中心部までよく加熱してから食べるようにしましょう。
生肉にはたくさんの細菌が付着していますが、75°Cで1分間以上の加熱をすることで死滅させることができます。
レバーなどの内臓を含め、新鮮なものでも必ず十分に加熱してから食べるようにしてください。
食中毒を防ぐためにはこまめな手洗いや調理器具を清潔にする、生肉と焼けた肉の箸を使い分けるなど細菌を「つけない」こと。
そして食品の購入後はすぐに冷蔵庫に入れるなど細菌を「増やさない」こと。
肉や魚はしっかりと火を通し、調理器具は熱湯消毒をするなどして細菌を「やっつける」こと。
この3つが重要なポイントです。
県では食中毒予防のためのリーフレットやパンフレットを作成し、注意喚起しています。
しっかり目を通して家族で共有し、食中毒を出さないように気をつけましょう!
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