最近耳にするようになった「デートDV」。
デートという名の通り、主に交際相手から行われる暴力行為のことをいいます。
殴る蹴るなどの身体的な暴力の他、大声でどなることや、他の人とのメールやSNSのやりとりなどをチェックするといった精神的な暴力も含まれます。
平成29年度に内閣府が行った調査によると、20代の約3割がデートDVの被害経験があると答えています。
しかしながら、今や20代に限らず、中高生でも被害者や加害者になるケースも増えています。
また、スマホの普及で小学生をターゲットにした自撮り強要も問題になっています。
デートDVは一般的なDVに比べて認知度がまだまだ低いうえに、知らぬ間に被害者・加害者となる恐れがあり、親としてもデートDVについての理解を深め、子どもにしっかりと意識させていかなくてはなりません。
埼玉県では学生や若者向けの予防啓発リーフレットを作成し、デートDVの認知度を高めようとしています。
中高生向けのパンフレットと若者向けのパンフレットの2種類が用意され、年代別にイラストや具体的な事例を取り入れわかりやすく作られています。
また、デートDVの被害防止のためには、お互いを尊重する関係づくりを早い時期に学ぶことが重要です。
そこで、リーフレットによる周知活動に限らず、県や学校が主催するデートDV防止講座の機会などを通じて、意識啓発を図るよう取り組みがなされています。
親子で一度、一緒に学んでみるのもいいかもしれませんね。
埼玉県のデートDVに対する防止啓発の取り組みなどはこちらからご覧いただけます。