1960年代の高度成長期頃から日本の核家族化は進み、子供を巡る環境は大きく変化してきました。
以前は親子三世代での同居は珍しくもなく、子供の周りには親以外の大人がたくさんいました。そして地域とのつながりも密だったので地域全体で子供を育てているような社会だったのです。
これが核家族化が進むにつれて、身近な大人といえば親くらいでご近所の人とも接する機会が少なくなり地域とのつながりが薄れてきているのです。
また、テレビやパソコン、ゲーム機などが家にあるのが当たり前となった今の子供達は外に出て遊ぶ時間も短くなり、人とコミュニケーションをとる機会が格段に少なくなってきているのです。
地域とのつながりが薄れてくると、目が届かないところで子供達が犯罪に巻き込まれたり、非行に走る子供が出てきたりといった問題が増えてきます。
子供が小さな頃からたくさんの大人と触れ合うことは子供の成長に必要なことなのです。
そこで埼玉県では、子供達を守るためのボランティア団体を募集しています。
「埼玉子供支援ネット」に登録されているボランティア団体は、ネットから検索や依頼ができ、地域の子供や親子と交流する機会を持つことができます。
例えば、地域の子供会や放課後学童クラブなどから依頼を受け、お話し会や人形劇といったことができるのです。
埼玉子供支援ネットをどんどん利用して、薄れてきた地域とのつながりを作っていきたいですね。
また、団体ではなく個人でボランティアとして子供達と様々な活動をし、子供達の健全な育成をサポートしていきたいという方は、「埼玉県青少年相談員」の方に登録してみてくださいね。
核家族が多い今だからこそ、より地域とのつながりを大事にしていきましょう!
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