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キャッシュレス決済による消費税ポイント還元制度って?
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不足する児童相談所②…虐待の実態
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働くママが増え保育園の待機児童が大きな問題となっている昨今、地域によっては小学生になっても学童に入れない待機児童の子どもも多くいますよね。
政府は受け皿を増やし待機児童ゼロを目指していますが、今の所はまだまだ追いついていないのが現状です。
埼玉県でも平成28年度以降学童の待機児童は減ってきてはいますが、ゼロにはなっていません。
そして今叫ばれているのが、医療的ケア児の放課後等デイサービスの不足です。
医療的ケア児の数は、2016年度時点で全国に約1万8,000人余おり、10年前と比べると1.8倍に増えています。
これは医療技術の進歩が背景にあり、NICUが増えて、超未熟児や先天的な疾病を持つ子どもなど、以前なら出産直後に亡くなっていたケースであっても助かることが多くなってきたからです。
医療的ケア児は日常的にたんの吸引やチューブによる経管栄養、人工呼吸器などの医療的なケアを必要としています。
2016年に児童福祉法が改正された際には、医療的ケア児の存在が初めて法律に明記され、医療や福祉に加えて教育の面でも支援が受けられるように努めなければいけないことになりました。
しかし、医療的ケアが理由で学校に通うことができなかったり、看護師の不足や施設の不足により家からは出ることができても、十分な教育が受けられなかったりという子がまだまだたくさんいるのが現状です。
そしてまた、本人だけでなく医療的ケア児に付き添う家族にも大きな負担がかかっています。
継続してケアを受けるために大きな出費がかかるけれども、常に付き添っていなければいけないために働くこともできない…。
そんな声を受けて、県の新年度予算では医療的ケア児の放課後デイサービスの受け入れを50人分予算化しました。
しかし、県内の医療的ケア児は300人といわれており、今後はすべての子どもが受け入れられるように拡充すべきであり、県は実現に向けて動いていく予定です。
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