県内のほぼ中央に位置する滑川町。この町は充実した子育て支援策により、特殊合計出生率(1人の女性が産む子どもの平均数)が県内でトップとなり、人口も年々増え続けています。滑川町ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。
主な支援策としては医療費の無料化、給食費の無償化などを行っています。
医療費の無料化については、平成16年度から対象年齢を段階的に引き上げていき、平成23年度には高校3年生までのすべての医療費が無料化されています。これにより、経済的な負担が軽くなるだけでなく、お金を持たずして早期に受診できることから、症状が長期化しないなど子どもにとっても価値ある効果が出ています。
もう一つの給食費の無償化は、全国でも先駆けとなっており、平成23年度から認可・認可外保育園、私立を含めた幼稚園、小学校、中学校などに通う全ての子どもたちの給食費が無償化されています。給食費の滞納が問題視される中、「滞納している子どもに後ろめたさを感じさせてはいけない」という子どもたちへの想いから、滑川市ではこの制度が導入されました。
その他にも、滑川町では「住んでよかった 生まれてよかった まちへ 住まいるタウン滑川」として、結婚に関することから出産・子育てにいたるまでのサポート体制を整えています。
たとえば、第3子以降の出産に対しては、出産祝い金を出産時、小学校入学時、中学校入学時の3段階で5万円ずつ支給したり、道路や公園、商業施設などの生活環境も改善したりと、より住みやすい街へと整備しているのです。
親となる私たちには、子どもをつくるにあたって金銭面での不安は大きいですよね。核家族化が進む現代の社会では、このように地域全体でサポートをしてもらえることで、より子育てがしやすくなっていくのではないでしょうか。
このような取り組みが、今後、県内全体に広がっていくといいですね。
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