初めての妊娠がわかった時は、まずどこに行けばいいのか、何か手続きは必要なのか、わからないことだらけでしょう。嬉しい気持ちや不安な気持ち、様々な思いがあると思います。妊娠・出産に関する不安や悩みに対しては、お住まいの各市町村保健センターに相談窓口を設けているので、どんなことでも気軽に訪ねてみてください。利用できる制度やサポートしてくれるサービスの案内もしてくれます。体が辛い場合も電話で相談に乗ってくれますよ。
また、妊娠が分かった後、お住まいの市町村窓口へ妊娠の届け出を行うと、「母子健康手帳」と「妊婦健診の助成券」を受け取ることができます。助成券とは、妊娠から出産までの健診について、各市町村が費用を助成してくれるものです。健診の際に必要になりますので、母子健康手帳と一緒に大切に保管しておきましょう。
もしも、望んでいたわけではなく妊娠がわかった時には、これから「産むかどうか」を決めていなくてもできるだけ早く産婦人科を受診し、相談してください。産まない選択をする場合、妊娠22週未満でないと人工中絶手術ができないので気をつけましょう。なお、妊娠週数とは、「最終月経が始まった日から」数え始めるので、一般的に生理がいつも通りこないと気付いて検査薬や病院で妊娠が発覚するのは大体妊娠7~8週目です。命の選択ができる期間は案外短いのです。
出産・これからの育児で金銭的な不安も多く聞かれます。加入している健康保険から、出産育児一時金として42万円が原則病院へ直接支払われます。それから、経済的な理由で入院して出産することができない方向けには助産施設が用意されていますので、お近くの福祉事務所へ問い合わせてみてください。生活保護制度や母子生活支援施設といった、生活が困難な方への支援も行われています。少しでも悩んでいる方は県福祉事務所へお問い合わせくださいね。
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