県立小児医療センターを視察
6月8日、秋山・金子・前原県議は、さいたま市岩槻区にある県立小児医療センターを視察しました。
新生児治療室は、満杯!!
案内していただいたのは、未熟児・新生児科長の清水正樹先生です。
NICU(新生児集中治療床室)とGCU(後方治療床室)を見学しました。
機械と看護師さん、お母さんたちで、部屋はいっぱいです。
NICUの機材の進歩で、1床あたりの必要面積が広がりました。
現在の部屋では本当に手狭です。
少子化で出産数は一貫して減り続けていますが、晩婚化でリスク出産は増え続けています。
周産期医療(赤ちゃんとお母さんの医療)の必要性は高まるばかりです。
全国でも医師不足の県
清水先生は、県立小児医療センターには産科がないので、各地の産院からドクターカーで新生児を搬送しなければらないとして、その危険性を強調しました。
県立小児医療センターを、さいたま新都心へ移転するという計画の狙いが説明されました。(新都心では、さいたま赤十字病院の産科と一体になって、総合周産期医療機関になります)
秋山県議が春日部市立病院に産科医師がみつからないために、NICUが再開できない問題を語ると、清水先生も医師不足が非常に深刻であると話していました。
「やはり、国公立病院に医学部がなければだめです」と強調されてました。
新病院看護師さんは、2交代に
見学を終えた後、森事務局長と懇談しました。
平日午後の時間にもかかわらず、駐車場が満杯であることが話題に。
「今は、外来の数が少ないので患者さんに不便をおかけしていますが、新病院へ行けば増やせます」と事務局長
新病院には職員用の駐車場を造らないので、十分台数はたりるそうです。
「職員が自動車を使わないわけにはいかないのでは?」という質問に
新病院では、看護師さんは2交代制になるのだとか。
深夜の退勤はなくなるので、すべて公共交通機関を使ってもらうとのこと。
NICUが1床もなくなるー存続を求める会
県立小児医療センター見学後、蓮田市内で「県立小児医療センターの現在地での存続を求める会連絡会と懇談しました。
患者の家族は、知り合いの患者さんが亡くなったことから「毎日、この子とのお別れのことを考えてしまう」と語りながら、存続を求め蓮田市内の88自治会の協力を得て署名を集めた経験など話しました。
春日部の連絡会の方は、県立小児医療センターのNICUが移転したなら、東部北の地域にNICUが1床もなくなってしまうことから、なんとか病院機能の存続をと求めました。
移転後の跡地にできる医療型障害児施設について、東京都の療育センターのように本格的なものにしてほしいという要望がでました。
現病院に併設の岩槻特別支援学校の存続についても要望が出ました。
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