医療型障害児入所施設などの「都立府中療育センター」視察
11月19日、医療ケアの必要な障害児者の支援施設で、東京都9施設中最大規模の都立府中療育センターを柳下県議が視察しました。
はじめに、柳瀬治院長から、「古くて新しいとりくみ」と、昭和43年設立という歴史の重さと「直す医療からささえる医療へ」という同施設の新しい取り組みが紹介されました。
都立府中療育センター紹介
入所部門
病院と障害児と障害者の支援機能を兼ね備えた入所部門は昭和43年設立という歴史をもちます。定員250人、利用率99.2%平均年齢51才
医療ケア、介護、機能訓練、生活指導、教育と、医療スタッフと保育士 PT・OTなど様々な専門家が連携しています。
短期入所部門
定員は14人ですが、23床あります。 医療ケアの必要な障害児者の介護者の病気や家庭の都合によるショートステイ・レスパイト機能があります。平均年齢19才
通所部門
定員22名 自宅から通所により医療・訓練・日常生活の指導などを行ないます。
特別支援学校を卒業した方などが中心です。
鈴木事務長さんらに施設を御案内いただきました。
広大な施設にまず驚かされます。
入所部門では、87才という最高齢の方とお会いすることができました。
体を起こすことはできないのですが、最高の笑顔で迎えて下さいました。
入所待機者は、東京都で600名(!)うち100人は緊急を要すると判断されている方たちです。
同施設の入所倍率は5.60倍とか。
短期入所部門は毎月100件の申し込みがあり、一人でも多く受入をしたいと考えておられるそうですが、若干のお断りをしている現状だそうです。
通所部門の活動室も見学させていただきました。
広く見える部屋も、定員22名には狭くて困っているとのお話しです。
こちらもご希望がとても多くて、週2日の活動としているそうです。
バス4台に、看護師さん保育士さんが同乗して送迎をします。
みなさん、大きな入浴装置での入浴を楽しみにされているそうです。
府中療育センターは東京都直営施設です。
医師が17名定員のところ14人
看護師が243名おられます。
医師確保は本県同様ご苦労されています。
看護師さんはベテランの方が多く退職者は余り多くないとのことです。
都立療育センターが4カ所と民間が5カ所と進んだ東京都
貴重な都道府県直営施設がさらに拡充されればと感じます。
職員のみなさんお世話になりました。
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