危険なオスプレイから埼玉の空を守れー柳下県議一般質問
9月29日の県議会一般質問で、柳下礼子県議は米軍輸送機オスプレイの埼玉上空での飛行訓練について、追及しました。
|
飯能市上空を飛ぶオスプレイ |
埼玉県各地の上空で、オスプレイが目撃され・・・沖縄県議会はじめ、沖縄全41市町村の反対を押し切って、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、普天間基地に配備されて2年。事故多発のオスプレイが、すでに日本全国の上空を我が物顔に飛び回り、住民は不安を抱いています。この埼玉でも、8月29日30日と、日高市飯能市で、9月5日には、住宅密集地の上尾市内で、オスプレイの姿が撮影されています。
日米合意では?全国知事会では??
2012年の日米合同委員会の合意では、オスプレイについて「可能な限り水上を飛行する」「人口密集地域といった場所の上空を避けて飛行する」などが確認されていますが、目撃情報によると、合意は完全に無視されています。
2012年の全国知事会の緊急決議は「飛行訓練については、その具体的内容を明らかにするとともに、関係自治体の意向を十分尊重して対応するよう、強く求める」とあります。しかし、今回、埼玉県には情報提供がなく、横田基地周辺の自治体のみへの連絡でした。
柳下県議は「このような日米合意や、全国知事会の決議をも意に介さないオスプレイについて、その飛行を中止するよう、米軍に申し入れていただきたい、また、オスプレイの飛行について、確実に情報提供するよう申し入れるべきです。」と要求
オスプレイの飛行訓練は「やむをえない」
これに対して、上田知事は
「私は将来はともかく在日米軍全体による抑止力の強化及び沖縄県の負担軽減の観点から、オスプレイの本土における飛行訓練についてはやむをえない選択というふうに考えております」と
オスプレイの飛行停止を米軍に申し入れることについて、拒否しました。
飛行情報の提供は求めるしかし、飛行情報の提供を米軍に求めよという問いに対して
「オスプレイの本土での飛行訓練等に当たっては、北関東防衛局から事前に関係地方公共団体へ飛行する日や離着陸の場所の情報提供があります。」
「決して我が物顔で飛んでいるわけではないと思います。」
としつつ
「ただ、提供される時期は飛行訓練等の直前であることが多く、飛行ルートが示されていないなど内容も不十分なところがございます
今後ともオスプレイの飛行について正確かつ迅速な情報提供を引き続き国に求めて参ります」と情報提供を求める点については、同意しました。
▲ページトップへ戻る