with you さいたま(男女共同参画センター)視察
5月19日奥田県議はさいたま市にある「with you さいたま」(男女共同参画センター)を視察しました。
ここは男女共同参画社会づくりの総合拠点施設です。
6つの機能について、昨年の実績や今年の取り組み予定などを三宅所長よりご説明いただき、「男女共同参画社会の実現には、保育所の役割が大きいのでは」など奥田県議の活発な質問で、あっという間に時間が過ぎていきました。
1学びたいー講座やイベント
6月は男女共同参画フォーラム
「地域でつながる 地域で生きる」が行われます。
コミュニティカフェの経験など新たな形でのつながり形成を模索します。
2月には「with you さいたまフェスティバル」など行います。
一昨年は、県議会女性議員もご招待いただき、女性と防災の問題で学ぶことができました。
2働きたい・自信をもちたい
女性の働き方講座(パソコン講座や事務所体験など
保活・就活おしゃべりサロンは人気だそうです。
若い女性の貧困に対する研究も進めています。
3知りたい=3万冊の蔵書のライブラリー
男女共同参画にかかわる3万冊の蔵書は宝です。
貸し出し数年間3000冊に登ります。
学生の利用が多く、ライブラリーの利用の際に、若い人たちがポスターなどからメッセージを受け取ってほしいと、所長は語っていました。
4相談業務
年間7000件以上に登る電話相談拠点でもあります。
相談の主訴で多いのは、夫婦間の問題です。家庭における男女共同参画推進が大きな課題として浮上してきています。
また、昨年から男性のための相談も始めました。近年男性の意識変化も大きく「おとこらしさ」を求められることの苦しさを訴える方も少なくないとのこと。
改めて男女共同参画は女性だけでなく、男性の課題でもあると感じました。
5出会いたい
貸し会議室や貸しロッカーはもちろん、昨年からはいくつかの要件を満たした団体に活動拠点の提供もしています。
市民団体から公募して、共催事業も始めました。
「With baby project 赤ちゃん連れでこまったこと」など、多彩なテーマでイベントが開かれる予定です。
6調べて生かす
若い女性の中に増えている引きこもり傾向・女性の貧困対策について、有識者・支援団体とともに研究を始めています。まだまだ、緒についたばかりと所長は謙遜されていましたが、粘り強く進めていただきたい。
視察・懇談を通して、従来の「男女共同参画」推進の取り組みに加えて、若い世代や男性・性的マイノリティへと新しい試みが行われようとしていると感じました。
男女ともに生き生きと暮らせる社会形成のための同施設の役割を改めて実感しました。
このあと、with you さいたまと隣り合わせの女性キャリアセンターも視察させていただきました。
|
相談ブースにはきちんとキッズスペースが併設です。 |
両施設のスタッフのみなさん、ありがとうございました。
▲ページトップへ戻る