自民・刷新の会が暴走!!修学旅行など教育現場に執拗な政治的圧力かける!―文教委員会
12月16日の埼玉県議会文教委員会(田村琢実委員長)で、自民党の委員の動議によって議題になかった県立高校の社会科教育が急きょ取り上げられ、県立朝霞高校の修学旅行の事前学習や、社会科教諭の研究会での研修内容について県教育委員会を執拗に追及しました。審査では、修学旅行で戦争体験者の話を聞いた生徒の感想文を委員会資料として要求するなど内心の自由を侵す重大な事態となっています。
日本共産党埼玉県議団は、県議会議長と文教委員長に対して、文教委員会による教育現場への執拗な政治的圧力の中止を求める申し入れを行いました。
委員会は明日17日も開催され、引き続き審査が行われる異常な事態となっています。傍聴参加をただちにひろげ、県民による監視を強めることが求められています。
県議会文教委員会による教育現場への執拗な政治的圧力の中止を求める申し入れ2013年12月16日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
本日開かれた文教委員会では、議題に予定されていなかった県立高校の社会科教育が急きょ取り上げられ、県立朝霞高校の台湾への修学旅行の事前学習や社会科教員による研究活動について質疑が行われた。委員会は明日17日も開催され、引き続き審査が行われる予定である。
そもそも教育は教員や生徒らの自主性が尊重されるべきであって、県議会が教育の内容に介入することは許されない。本日の審査は、教育活動である修学旅行や教員の研究活動についてまさに政治的な圧力をかけるものであり、到底認められない。
とりわけ文教委員会が県教育委員会に対し、戦争体験者の話を聞いた生徒の感想文を資料として提出を要求したことは重大である。戦争体験者の話を聞いてどう受け止めたかということは生徒の内心の自由、表現の自由に関わるものであり、感想文の提出は憲法に抵触しかねず、到底認められない。
本日の文教委員会の審査は、まさに教育現場への不当な政治的介入であり強く抗議する。明日の文教委員会は中止するとともに、生徒の感想文の提出要求をただちに撤回するよう求める。
以上
明日の文教委員会に傍聴をお願いします!
日時:12月17日(火)10時〜
場所:議事堂5階 第8委員会室
※傍聴受付は9時30分から。20人を超える場合、9時50分から抽選を行います。
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