リニューアル工事中の平和資料館を視察
|
平和資料館入口付近にて |
日本共産党埼玉県議団は9月11日、リニューアル工事中の埼玉県平和資料館(東松山市)を視察しました。
工事中の館内を視察
まずは順路に沿って館内を見学しました。入口からすぐのところには大壁画が新設されますが、まだ下地の工事中でした。
常設展示室の入口手前にあった歴史年表は、リニューアルを機に作り直されるとのことです。現在ある年表のところは他館の情報などを掲示するスペースに作りかえ、廊下をはさんだ向かい側に新しい年表が設置されます。
|
これまで展示されていた年表。項目数が大幅に減らされ、写真もなくなります。 |
年表の作り直し 項目数が大幅減
説明によれば、新年表は中学校歴史教科書の年表にもとづき、検定済み教科書7社中4社以上で取り上げられている項目に限定。項目数は今の年表の半分以下にまで絞り込まれ、「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」については項目そのものがなくなります。
今の年表には写真が何枚も掲示され、当時の状況がわかりやすいものとなっていましたが、新年表では写真もなくなるとのことです。
常設展示室については、基本構成は今まで通りですが解説パネルを新調し、資料の一部はより状態のよいものに差し替えられます。
「平和の創造」で自衛隊PKOを紹介
常設展示室に続く「エピローグ」では、「平和の創造」として自衛隊のPKOなどについての写真パネルを設置予定。合わせて日本国憲法9条や開設当時の土屋義彦知事のメッセージなどが掲示されます。
|
常設展示室にて |
県民の声聞かないリニューアル計画は問題
その後、担当者からリニューアルについて詳しい説明を聞きました。
10月20日のリニューアルオープンに向け工事は急ピッチで進められていますが、リニューアルされる内容についての情報がいっさい県民に知らされないまま進められたことは問題です。
▲ページトップへ戻る