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県政トピックス

新署名が広がる=県立小児医療センター存続を求める新署名
3日、蓮田市議会内で日本共産党兵庫県議団と県立小児医療センターの存続を求める各団体の懇談が行われました。現在兵庫県でも、須磨区の高台にある県立子ども病院を埋め立て地のポートアイランドに移転する計画が強行されています。




この中で、県立小児医療センターの「存続を求める家族の会」や同センター「移転問題を考える蓮田の会」、同センター「存続を求める春日部の会」や、党蓮田市議団、伊奈町市議が、運動の経験を語りあいました。

すべての自治会長と対面して
蓮田市の患者の家族は、家族会の署名にも取り組んできましたが、センターの存続とともに「現在に残す機能の検討にあたっては、慢性期通院患者の総合的診療及び救急対応と併せて、NICU、小児救急の空白をつくらない対策を講じて下さい。」という項目を加えた新署名に取り組んできました。
この夏の猛暑の中、すべての蓮田市の自治会に署名をお願いしようと98の自治会長全員に会いに行きました。その結果88の自治会が取り組みを約束。現在は回収に飛び回っている、とのこと。

自治会ひとつひとつで、感動のドラマが自治会長巡りの中では、たくさんのドラマがありました。「『俺は取り組まない』そういう会長さんに、奥さんが『だめよ!やってあげましょうよ』と言ってくれて、取り組んでもらったり、『自治会のほかの役員が反対しても、私はなんとしても取り組みます』と言ってくれる会長さんがいたり、様々でした。」(蓮田の患者家族の方の発言)
「S地区では、役員会で異論が出て悩んだ会長さんが、地区の長老に相談したところ『40年前の小児センター建設の時、地元は大変な苦労をして建設した。ぜひ、署名に協力した方がいい』そうアドバイスを受け取り組みを決定しました。
また『自治会では受けられないと決まってしまったが、子供会で是非取り組みます』という地域もありました。」(同患者家族の方の発言)

ここにセンターがあったからこそ・・・
こうした家族の情熱には、患者である子どもや孫たちへの強い思いがあります。
「孫は、県立小児医療センターの前の産婦人科で生まれ、心音が弱いとすぐにセンターに搬送されました。ここにセンターがあったからこそ、ありがたかった」
「孫がやはりセンターの前の産婦人科で、心肺停止となりセンターに搬送されました。6才ですが、まだ痰の吸引もあります。いつ何時吸引が必要になるかわからないのに、新都心の周囲には車を止められるような場所はありません」
二人のお祖母さんたちは「病児・障害児を抱えて、母親たちは介護に大変な日常を送っている。それでなくとも大変な人たちをこれ以上苦しめないでほしい」
そう署名への思いを語りました。

「県立小児医療センターの現在地での存続・充実を求める要望書」は10月8日午前10時に県に提出します。(家族会の署名も提出予定)

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