地域から自然エネルギー普及の波をー金子農機(ペレットストーブ・ボイラーなど)訪問
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金子農機本社建物です。200名の従業員が働いています。 |
5月15日木質ペレットストーブ・ボイラーの金子農機株式会社(羽生市)を視察しました。
金子農機株式会社
大正元年より籾すり機、乾燥機など穀物調整機器を柱に農業機械製造を行ってきた同社1000件以上の特許・実用新案を登録しています。国内は勿論、中国江蘇省無錫にも営業所があり。
県内でもいち早くバイオマス燃焼機の製造販売を開始し、ストーブは関東エリアNO.1の普及台数。北海道や岩手など全国の普及にも尽力してきました
同社のペレットストーブ導入台数は410台で関東エリア1位 全国では第6位の導入台数となります。市町村別では飯能市、埼玉市、深谷市、秩父市などが主です。年間のペレット使用量は平均600キログラム(埼玉県内)
例えば、秩父市の元気村などがあります。
ボイラーは、飯能市のさわらびの湯や県立名栗げんきプラザ、 有馬渓谷観光釣り場の足湯があります。
農業ハウスへの導入もあります。
農事組合法人 彩の葉グリーンサービス(羽生市)のベビーリーフハウスに。
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おいてあったペレットストーブです。 |
同社が木質ペレットに注目し、燃焼機の製造に取り組むきっかけになったのは、平成4年に吾野川水系の流木がダムに流れ着くことから有効活用のためにアグリパワーという会社が設立されたことがきっかけです。この会社に機械を提案したのがはじまりです。
その後全国展開し、上記のような実績を重ねてきました。
埼玉県の木材利用推進室と密接に連携しながら、埼玉県の林業の振興に寄与しています。もくねん工房の記事で取り上げたバークペレットの使用にこだわっているのは、この点からです。
バークペレットは不純物も多く、機械の損傷が早い上、灰もホワイトペレットなどに比べて多く出ます。しかし、製材業の廃棄物である樹皮を使うという趣旨からは、バークペレットの使用も可能な機種を作り続けているそうです。
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応対して下さった吉岡さんありがとうございました・。 |
木質バイオマスの振興には、どうしても行政の後押しが必要です。
岩手県のようにペレット1キロ50円と価格を安定化させるために助成を行っている県では普及が進んでいます。北海道も同様に強力に木質バイオマスを支援し、普及が進んでいます。
オーストリアでも、ペレットへの助成や灯油ストーブを有料で引き上げるなどの施策が効を奏しているようです。
「やはり、ペレット価格が安定し、行政の安定した支援が行われないと、どうしても機器の普及に波がでます。」そう、応対してくださった社長室長の吉岡さんは語りました。
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「炎をみると子どもが素直に育ちます」・・・なるほど、炎って心が落ちつきます。学校や幼稚園への導入もがんばったおられます。 |
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