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県政トピックス

党議員団が西武鉄道に要望活動―5路線の廃止、8%人員削減撤回を
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5月13日柳下礼子党県議団長はじめ、西武鉄道沿線の市町議員団が西武鉄道本社で要望活動を行いました。
同席した塩川鉄也衆議員議員は
「私も西武鉄道の利用者です。サーベラスが提案したという国分寺線、秩父線など5路線の廃止や駅員の8%人員削減など、沿線住民は絶対に納得できません。沿線の住民の声に耳を傾け、地域に役に立つ鉄道になってほしい」と話しました。
要望書(↓)は事前に提出され、それに基づいて西武鉄道側から回答をもらいました。


サーベラスのTOBに関わる5路線の存続や人員削減について

西武鉄道もHD(ホールディングス)も「反対を表明しており、鉄道会社は社会的使命を果たすべきと考えている」と語りました。また、「不要路線」とサーベラスが表現している路線も、西武鉄道側は「不要とは考えていない」と表明しました。
なお、要望活動の後西武側は、塩川衆議院議員に対して、サーベラスの提案の中に「特別急行料金の25%値上げ」が含まれていることを明らかにしました。これについても、西武側は反対しています。

すべての駅へのホーム柵の設置要望について
西武「ホーム柵が転落事故防止について有効なことは認識しており、国の検討会ふまえて検討はしているが、設置計画に至っていない。車両のドア間隔の問題もあるが、ホーム柵事態に重みがありホームの強化が必要。」
所沢市議からの「今年度中に新所沢駅でホーム柵の実証実験が行われるという報道があるが」という質問に対して
西武「東大などの研究に協力して本鉄道と相模鉄道と東急が実証実験を行う。可変型のホーム柵を後ろ1両分設置する。6月頃と聞いている」と回答しました。
所沢市議は「新所沢駅はリハビリテーションセンターもあり、視覚障害者の利用が多い駅。早急な設置をお願いしたい」と要望しました。

入曽駅のバリアフリー化について
駅構内を踏みきりで行き来する入曽駅はバリアフリー化が行われていません。このバリアフリー化を求める強い声が広がっているという狭山市議の要望に
西武「狭山市の入曽駅東口区画整理事業次第ということで、市からの協議をまっている」と答えましたが、狭山市議は「市は駅前の開発を5月9日に断念すると発表した。区画整理を待つのではなく、バリアフリー化を急いでほしい」と要望しました。


下りエスカレーターの設置

小手指駅や新所沢駅などの下りエスカレーターも強い要望ですが、西武側は「エレベーターが基本であり、エレベーターを使ってほしい」と回答しました。

狭い踏切の改修について
歩行者と自転車、自動車が入り乱れる狭い踏切は非常に危険で、地域から改修の強い要望があります。
西武「道路の設置者から要望があれば協議する」と回答しました。
特に道路より踏切が狭い場合、鉄道事業者も積極的に改修を検討してほしいという要望が党側からだされました。

そのほか、全体に「市から要望があれば協議する」という回答が少なからずありました。柳下県議は
「市や県に対して私たちが働きかけることは当然だが、鉄道会社として積極的に取り組んでほしい」と語りました。

約1時間あまりの懇談でしたが、とても有意義でした。西武鉄道、HD(ホールディングス)のみなさんありがとうございました。

最後に「これからも継続的に意見交換を行ってほしい」と、全体を代表して柳下県議が要望しました。


西武側出席者
西武鉄道本社 広報部課長兼お客様センター所長 小川さん
       広報部マネージャー 立木さん
       広報部アシスタントマネージャー 一ノ倉さん
西武HD   広報部近藤さん
党側出席者
塩川鉄也衆議院議員 柳下礼子埼玉県議会議員
党秩父市議団 飯能市議団 入間市議団 所沢市議団 皆野町議員団 小鹿野町議員団川越市議団 新座市議団  党西南地区委員会 


提出した要望書は以下の内容です。


株式会社西武ホールディングス 代表取締役 後藤高志様
西武鉄道株式会社       代表取締役 若林 久様


           2013年5月13日

日本共産党埼玉県委員会県民運動局長 伊藤 岳
日本共産党埼玉県議団 団長     柳下礼子
日本共産党所沢市議団 団長     平井明美
日本共産党狭山市議団 団長     猪股嘉直
日本共産党入間市議団 団長     石田芳夫
日本共産党飯能市議団 団長     金子敏江
日本共産党日高市議         伊藤 勉
日本共産党秩父市議団 団長     齋藤捷榮
日本共産党新座市議団 団長     笠原 進
日本共産党川越市議団 団長     本山修一       


西武鉄道の存続維持と駅・踏切の改修、列車増発等について

住民のための円滑な公共交通の整備、安全性の確保につきまして、平素より格別のご尽力を賜り、厚くお礼を申しあげます。 
3月26日、後藤代表取締役は筆頭株主の米投資会社サーベラスが実施している株式公開買い付け(TOB)に反対すると記者会見で表明しました。同代表取締役はその場で昨年10月にサーベラスからコスト削減の一環として、西武国分寺線、秩父線、山口線、多摩川線、多摩湖線の5路線の廃止、埼玉西武ライオンズの売却、駅員など人員8%削減等が提案されていることを明らかにしました。
国分寺線は中央線への連絡路線として、日々22万人の利用客を運送する主要な路線であり、秩父線やそのほかの路線も県民の観光・通勤・通学などにとって欠くことのできない公共の足です。また、駅人員の大幅な削減は、駅の安全な利用に支障を来し、無人駅を生じさせる可能性もあります。沿線住民は5路線の廃止と駅員の削減の撤回を強く求めています。
また、駅のバリアフリーやホーム柵設置、列車増発、踏切改修など、各沿線住民から改善要望が多数寄せられています。ぜひ、住民の声に耳を傾け、早急な改善策をこうじることを要望するものです。
つきましては、以下の諸点について申し入れるものです。

一 提案されている5路線について存続すること 人員の削減は行わないこと
一 駅舎や駅ロータリーなどの改修について
・全駅     早期のホーム柵設置
・秋津駅    南北の自由通路の設置
        JR新秋津駅との連絡通路の設置
・所沢駅    改札外トイレの設置
        駅構内に授乳室やおむつ替え室の設置
改札口の時計の改善(見づらいとの声)
 従来使用していた南口改札の開設
        東口通路の滑り止め
・西所沢駅   南口開設
・小手指駅   内外ともの下りエスカレーターの設置
・元加治駅   南口の早期開設
・飯能駅    北口への駐輪場の設置
・西武秩父駅、横瀬駅 送迎車駐車スペースの設置
           駐輪場の設置
・新所沢駅   内外ともの下りエスカレーターの設置
・入曽駅    早期のエレベーター設置

一 列車の増発など
・秋津駅    急行列車の停車  
・航空公園   通勤快速列車の停車
・上記の停車が実現できない段階では、乗り越し防止のために所沢駅等で特段の配慮を講じること
・高麗駅、東飯能駅  平日・旧祝日とも日中の「飯能発快速急行池袋行き」増発
・西武秩父・横瀬駅  午前6時台の特別急行列車の増発
           午前9時台の普通列車1本の増発

一 踏切の改修等
・新所沢駅北側ふみきりの拡幅(自転車が多く危険)
・西所沢駅西側ふみきりの拡幅
・小手指駅東側一方通行の踏切の拡幅(自転車が多く危険)
・小手指駅南北自転車通路の早期設置
・西武池袋線「藤4」踏切の拡幅と歩道の設置
以上

         



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