地域から自然エネルギーの波をー東部ふれあい拠点整備施設「ふれあいキューブ」
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入り口わきにあるヒート菅 |
春日部市にある埼玉県東部地域振興ふれあい拠点施設「ふれあいキューブ」では地中熱・井戸水など多様なエネルギー利用を行っています。
2月25日村岡県議が視察を行いました。
地中熱と井戸水を利用して
地中は外気に比べて一定なので、夏は冷たく冬は暖かいというように、温度差が生まれます。同施設では、この温度差を利用して空調機器を運転しています。
この日の地中の温度差は8.6℃で外気は6℃この温度差をエネルギーとして利用します。同施設の採熱の媒体は水です。
地中にパイプで水を送り、採熱後利用槽に戻します。
このパイプは建物の脇の駐車場の下に埋めてあります。
9度と19度の角度をつけて埋められたパイプは1メートルおきに38本
建屋を建てる前にドリルで地面を掘り、埋めました。
井戸水の熱も利用して
同施設の特徴は井戸水も活用していることです。
地中熱水とともに、井戸水も利用槽に貯水して、ヒートポンプを動かし、空調を運転してしています。
地中熱利用量は696MJ/日だそうです。
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この施設の特徴は5,6階が木造となっていることです。その柱とヒート菅を覧下さい。 |
同時に井戸水は館内のふく射パネルや、柱に沿って設置させた菅の中に流して暖房、冷房としても利用します。
館内あちこちに、白いパネルや菅をみることができました。
触ってみるとほんのり暖かい・・・夏はひんやりするそうです。
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一見パーテーションに見えるヒートパネル。ほんのり暖かいです。 |
地中熱利用槽の水は、外の小川につかったり、トイレ洗浄にも利用します。
このほか、太陽光パネル、太陽熱利用給湯システムなどさまざまな自然エネルギーが利用されています。
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