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県政トピックス

さいたま市で県立小児医療センター移転学習会
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 埼玉県立小児医療センター移転問題を考える学習交流会が2月23日、岩槻区内で開かれました。市民団体の「みんなのさいたま市をつくる会」の主催で、70人超が参加しました。

 問題の計画は、小児医療センター(さいたま市岩槻区)を、さいたま新都心8─1A街区(同市中央区)に移転し、さいたま赤十字病院と一体に整備するというものです。
 

日本共産党の柳下礼子県議と戸島義子さいたま市議が基調報告。

柳下氏は、計画が新都心の開発の失敗の穴埋めのために、知事がトップダウンで決めたことや、移転によって県東部地域の小児医療体制が弱体化してしまうことなど問題点を指摘。移転に反対する患者家族や地域住民の運動によって、計画の矛盾が次々に明らかになっている実態を語りました。
 戸島氏は、新都心周辺の住民からも「にぎわいのまちづくり」に反するとして反対の声が大きくなっていることや、市が新センター内につくる計画だった「保育機能」が、患者家族や医師会の反対で白紙撤回になったことを紹介。「運動によって移転計画の一端を崩すことができた。移転反対の声をさらに大きくし、市長選の争点にしていこう」と呼びかけました。


肥田泰医師が特別報告

特別発言した医師の肥田泰氏は、さまざまな利害関係のなかで公立の総合病院や医科大学が県内につくられなかったことで、県の医療体制にゆがみが生じていると指摘。移転問題について、新都心の「土地利用」を先行させ、県の小児医療体制をどうするかの議論がないがしろにされてきたと述べ、県民・市民とともに議論を尽くすことを訴えました。

会場からも「患者家族は新都心の環境を望んでいない」「新都心の住民も反対の声が圧倒的だ」などの発言がありました。

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