県立小児医療センター移転問題で三回目の患者家族説明会
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写真は9月に開かれた県立小児移転を考えるシンポジウムの模様 |
11月11日県立小児医療センター内で、三回目の患者家族説明会が開かれ、52人が出席しました。
埼玉県からは病院長ならびに副院長、事務局長、経営管理課から課長、新都心整備室長、副課長、主幹、特別支援課副課長、医療整備課副課長、さいたま市から新都心整備対策室長らが出席し、新都心の計画やさいたま市側の付加機能について説明しました。
健常者の保育所は感染の危険性が高い・・・
特に付加機能として90名定員の認可保育所が、県立小児医療センターの中層階に設置される点に患者家族の意見が集中しました。
「子どもを感染症から守るために細心の注意を払って暮らしている。」「兄弟の接触すら禁じるときもあるのに」と、保育所の設置による感染の危険性を危惧する強い意見が相次ぎました。特に基本計画ではコンビニ、カフェテリアは赤十字病院、県立小児、付加機能部分を共用することになっています。家族の懸念は当然のものです。
駐車場を患者家族も有料に??
家族を驚かせたのは、県立小児の駐車場を有料とするという説明です。県は「駅利用者の目的外使用を防ぐため」と説明しますが、患者にも利用しやすい、負担の少ない額を設定するとしています。
患者家族からは「患者に我慢しろ」と言うだけの計画だと、次々意見が相次ぎました。
なぜ地元説明会をしないのか?
岩槻区の自治会関係者は、今回患者説明会だけが開かれ、地元説明会が行われなかったことを批判。「4万5千筆の署名を提出した。県に説明責任を果たしてほしい」との厳しい意見でした。
次は1月に説明会を予定
患者家族会から「新都心の説明ばかりで現地をどうするのかという説明が一切ない」という批判も出され、県側は1月に説明会を開くと約束しました。
また特別支援学校には、プールと体育館を造ると報告がありました。
説明会は午後1時半から3時までの予定でしたが、意見が引きも切らないため、4時半まで延長しました。
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