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県政トピックス

県産ブランド米「彩のかがやき」に再び高温障害ー県の対策を
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猛暑の影響で埼玉県内で広がっているコメの高温障害について柳下礼子県議は10日の県環境農林常任委員会でとりあげ、埼玉県に対策を求めました。

県産ブランド米約50%が規格外に
とくに6日の加須市内での調査をもとに、県が推奨してきた県産ブランド米「彩のかがやき」の被害の深刻さを訴えました。県によると、コシヒカリは検査進捗状況100.9%の段階で1等が77.2%であるのに対して、「彩のかがやき」が検査進捗率3.1%の段階で規格外が49.7%となっています(10月5日現在)。

柳下県議は、加須市から持ち帰った白未熟粒の発生した規格外の「彩のかがやき」実物を、委員会審議の場でも示し、他党派の委員からも「これは酷い」の声が上がりました。


個々の状況に丁寧に相談にのって
柳下県議は、3.5haで作った彩のかがやきが全て規格外となり、「もう『彩のかがやき』は作りたくない」と話していた農家のようすを取り上げ県の対策を求めました。

県は高温障害対策として「水と肥料を十分与える」と指導してきましたが、加須地域では水利権を持つ土地改良区によって、8月中に自動的に農業用水供給が停止されます。この問題についての柳下県議の追及に対して、生産振興課長は「個々の事情により、農業用水が供給されない場合もあり、その方々には個別に相談にのりたい」と答えました。


最後に柳下県議は「農家の実情を丁寧につかむためにも農業普及員の増員」など減らし続けてきた農林部体制の強化を要望しました。

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