志木市民病院の入院中止??小児救急医療体制守って!
志木市民病院小児科は、年間1万2千人の入院患者を受け入れる周辺市町の小児救急の要となる病院です。
今年1月に常勤医師の退職表明によって小児科入院の中止が報道されましたが、市は9月までなんとか入院を継続すると約束していました。
ところが非常勤医師の退職によって、市は7月いっぱいで入院を中止すると突然表明。
驚いた志木市周辺の市民でつくる「志木市民病院の小児救急医療体制を守る会」のみなさんが、7月12日埼玉県に小児救急医療体制整備や志木市民病院への支援の要望に駆けつけました。
会の情報に、驚いていると県保健医療部副部長
7月12日の時点で、志木市は入院の中止について正式に発表しておらず、応対した保健医療部石川稔副部長は「9月まで、やっていただけると聞いていた。驚いている」と繰り返しました。
その上で「現在朝霞地区の小児救急の輪番は、和光市の国立埼玉病院がほとんど引き受けてくれていて、志木市民病院は週に2日の夜間だけ」と語りました。
8、9月の夜間の輪番病院必ず埋める
朝霞地区の1週間の夜間休日診療体制を、8、9月も必ず守ってほしいという要望について、同副部長は必ず2日の空白は埋めると約束しました。
医師の派遣は検討の課題
また、志木市民病院への2次救急輪番補助の増額については、「国のスキーム」なので大きく変更はできないとしました。しかし、同病院への医師の派遣は、「検討の課題として上っている」と明かしました。
国立埼玉病院が8月から夜間休日引き受ける
この要望のあった12日に、志木市は同病院の入院中止を正式発表しました。
これを受けた知事会見では、8月からの輪番は国立埼玉病院で行う方向を表明しました。
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