あなたの願いを県政にとどけます 日本共産党埼玉県議会議員団

県政トピックス

都立八王子病院の跡地に残ったのは・・・A小児・障害メディカルセンターを視察


@で述べたように、22年3月に廃止された都立八王子病院跡地に、通っていた患者のための施設が八王子市によって存続されました。党県議団は患者家族の会、地域の存続を求める会とともに、この八王子市小児・障害メディカルセンターを7月17日視察しました。

八王子市小児・障害メディカルセンター
平成23年6月開院
事業内容 夜間救急棟 内科・小児科 医師会による輪番 午後8時から11時
     休日歯科診療所
     障害者歯科診療所

     一般小児外来       以下は島田療育センターが運営
     障害児(者)外来
     重症心身障害者通所事業
     発達障害支援事業


八王子市地域推進課長さんと島田療育センターはちおうじの副所長さんが応対してくれました。

障害者歯科診療所
東京都八南歯科医師会に委託をして、静脈鎮静麻酔治療に対応しています。(全身麻酔は対応不可)
診療室は大変広くとってあり、車いすでも入っていけます。
休日歯科診療所と共用です。
診療患者数は平成23年6月の開院当時の月64人から、年度末には107人に増加しています。

作業療法室には、子どもたちが楽しみながらリハビリがすすめられる器具がたくさんありました。
作業療法室には、子どもたちが楽しみながらリハビリがすすめられる器具がたくさんありました。


島田療育センターはちおうじの事業

元々多摩市で活動していた社会福祉法人島田療育センターが、八王子市から要請を受けて分院しました。
神経小児科常勤4人、非常勤7人 リハビリテーション科非常勤2人、児童精神科常勤1人非常勤1人と、これだけの医師をそろえる療育センターはあまりみられません。医療と障害児部門がしっかり連携した施設でした。
普通の小児科クリニックも併設しており、障害児の軽度の病気にも対応してくれます。

うなぎ登りの患者数
23年4月の開院以来毎月の初診患者数は常に70〜80人/月
来院のべ人数は2575人/月を超え 
「正直、いっぱいいっぱいです」と打ち明けてくれました。

医師が働きたいと待機
経営は厳しく、あまり医師の待遇はよくないと言われましたが、ここで働きたいという医師は引きも切らず、順番を待っていただいている状態だとか!
医務部長先生の積極的な啓発活動、神経小児科という専門性が、ドクターにとって大きな魅力だそうです。
医師不足に苦しむ埼玉にとって、この点からも大いに学ぶものがあります。


小澤浩医務部長と患者家族の会代表と3人で記念に
小澤浩医務部長と患者家族の会代表と3人で記念に
リハビリの器具に上ってみました。
リハビリの器具に上ってみました。









施設の中では、障害児者のみなさんが、手厚い支援を受けて楽しそうに過ごしていました。





八王子病院の代替として・・・難病の患者は?財政面は?

「うちの子は痙攣充積(長時間の発作)があります。このような子にも対応していただけるのでしょうか?」と質問がでました。
しかし、それは専門の医療機関へとの答えでした。
障害児の1次診療には対応できますが、難病の診療はやはり府中の病院に行くしかないようです。

財政的な負担は?
この施設に対する八王子市の負担は
都有地の買い取りで、約3億円
施設改修費で約3億円

そして計上運営費で約1億5千万円

驚くほどの金額です。
それにしても、東京都は施設改修の補助2分の1しか負担していないとは!











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