あなたの願いを県政にとどけます 日本共産党埼玉県議会議員団

県政トピックス

都立八王子病院廃止後の跡地に残ったのは・・・@
埼玉の「小児医療センターを守る会」の代表藤田さん、地域の「存続を求める会」の方と八王子の会のみなさんと記念に
埼玉の「小児医療センターを守る会」の代表藤田さん、地域の「存続を求める会」の方と八王子の会のみなさんと記念に
県立小児医療センター移転に係わって、上田知事は2月県議会冒頭で、「一部機能存続の検討」を表明しました。しかし、同センターの患者家族の会は「多数の診療科にかかっている患者たちにとっては、センター存続しかあり得ない」と、あくまで存続を求めています。
東京都によって廃止された都立八王子病院の跡地に、八王子市小児障害メディカルセンターが新設されたときいて、県議団と患者家族会、存続を求める会の方とご一緒に、視察を計画しました。
果たして、存続された機能はどのようなものだったのか?八王子病院を守るためにどんな運動が繰り広げられたのか?2回にわたって報告します。



「八王子の小児・障害児者医療を考える市民の会」のみなさんと懇談

大運動で、廃止を2年延期に

2010年3月
都立八王子小児病院は廃院となりました。都立清瀬小児病院、梅ヶ丘病院も同様です。
府中市に新しい都立小児総合医療センターを建設するというのがその理由です。

八王子病院のあり方を巡る検討は30年間にわたって行われてきました。八王子市民の病院を守る運動も30年もの歴史があります。57万市民のすむ八王子で45万人の署名を集める大きな運動でした。

この八王子病院の運動に学ぼうと、2008年に結成された「都立八王子小児病院を守る会」のみなさんと八王子市議会内で懇談しました。


廃止後、重度の人は引っ越していった
山越たくじ党八王子市議、守る会の代表矢代美知子さんらの自己紹介の中で、運動の概要が語られました。

○元々青島元知事の時代には八王子病院は高尾に移転して拡充する計画だったのが、石原都政に変わったとたん、廃止が打ち出されたそうです。関係者の驚きと怒りは大変なものでした。

●石原都知事による八王子病院の廃止は、市内じゅうの幼稚園や保育園を巻き込む運動に広がり、結果的に廃止を2年間延長させる成果を生み出しました。
この運動の結果、廃止は強行されましたが、病院機能を明らかにし、市が跡地を買い取り、機能の一部を存続することになりました。
しかし、廃止後、重症者を持つ患者家族たちは、府中に引っ越していったという言葉に胸が痛みました。


最後まで一つにまとまることが大切

八王子の守る会の皆さんのお子さんは成人の障害者です。
「障害をもっていると、普通の病院にはとてもかかりにくい。注射一つが、八王子病院の専門の看護師は違う。かけがえのない公立病院をなんとしても守って。」
「うちの子も妊娠中は何の異常もなかったのに、分娩直後八王子病院に運ばれ助かった。NICUは近くになければいけない」

「最後まで全員がまとまって運動することがカギ」

力強い励ましの言葉をいただきました。








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