信号機の設置計画などただす 県議会「5か年計画特別委」最終日
埼玉県議会「5か年計画特別委員会」は20日、新「5か年計画」案のうち警察本部と危機管理防災部の関係部分の審査と、「計画」案全体の総括質疑を行いました。
住民要望に比べて信号機新設数が少なすぎる
交通安全対策に関連して、村岡県議は信号機の設置計画についてただしました。
信号機の新設について県警は、2011年度は125基を設置予定で、新「5か年計画」期間には年平均80基、合計400基を設置予定と説明。12年度以降の新設信号機の6割は新たに開設された道路に設置し、既存道路への設置は4割程度だと述べました。
また、住民からの設置要望は年間で約2000か所あり、うち地元の警察署が状況を調査した上で県警本部に設置希望をあげるのは約200か所だと答えました。
村岡県議は、住民要望に比べて新設数が少なすぎると重ねて質問。県警側は、要望はあっても現状のままでは信号機をつけられない場所もあるし、予算上の制限もあると弁明するとともに、「新設道6割、既存道4割」の比率は絶対ではなく、必要性と緊急性を判断して設置場所は決めると答えました。
消防広域化のしわ寄せを現場に行かせるな 広域化は市町村の意向を尊重して
消防の広域化について村岡県議は、消防活動の現場にしわ寄せがいかないようにすることと、広域化を進めるには地元市町村の意向を尊重することを強く求めました。
特別委員会での「計画」案審議は20日で終わり、討論と採決のための委員会は2月定例会の会期中に開かれます。
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