地元の声を聞いて!!ー県立小児医療センター移転計画に党市町議員要望
11月24日県議会内で、県立小児医療センターの移転問題で、
地元蓮田市や伊奈町、春日部市、杉戸町の日本共産党議員と柳下・村岡両県議が、
県病院局と保健医療部に説明を求め、要望を行いました。
はじめに病院局の経営管理課長が、計画の概要と移転の期限が2015年であると説明。
医療整備課長は、久喜市の土屋小児病院が2015年までに増床されると報告して、質疑や要望に入りました。
「機能を残して」の請願は一切無視???
地元市町議員からは、「9月県議会で、センターの機能を残すように」という請願が趣旨採択されたが、この請願はどのように生かされたのか」と質問がされました。
これに対して経営管理課長は請願は尊重すると言いながら、全ての機能を移転すると明言し、「地元説明会を開いて地元の声をよくききます」と繰り返しました。
説明会は広範囲の市民に門戸を広げて
この説明会については蓮田と岩槻区で年内に行うと病院局は約束しました。これに対して「伊奈町でも開いてほしい」「定員など設けずに、対象を広げて説明してほしい」「聞き置いた、としないでほしい」など多数の要望が出されました。
土屋小児病院が増床するから大丈夫・・の根拠は?
蓮田市議の「蓮田の小児救急搬送の半分はセンターが受け入れている。蓮田に他に小児の病床はない。全くの空白は納得がいかない。」杉戸町議の「久喜市に二次救急輪番病院があるが、実際は越谷まで行く場合もある。患者は少しでも近いところを求めている。」という発言対して
医療整備課は「土屋小児病院(久喜)は2015年には365日診療を開始する。病床も20床から40床に増えるから大丈夫」と語りました。
村岡県議は「20床増えたから余裕だという数字的根拠を示すべきだ」と指摘しました。
センター近隣に引っ越してきた人はどうなる?
伊奈町町議らからの「センター近隣の産婦人科医院はセンターがここにあるから越してきた」「センター近隣にはセンターがあるから引っ越してきた患者家族がたくさんいる」という指摘に対しては、経営管理課長は「ご理解いただくしかない」とだけのべました。
春日部市立病院へ特段の支援を
春日部市の方から「春日部市の市立病院は4年前に小児科と産科が閉鎖した。外来に続きやっと今年入院が再開したが、未だに救急患者はほとんど受け入れていない」と語り、春日部市立病院への支援を要望。柳下県議は「市立病院は2015年にNICU(新生児集中治療床)まで再稼働しようとしている。県として特段の支援を行うべきだ」と要請し県は「全力で支援します」と答えました。
特別支援学校の教育水準引き下げないで?
同センターに付属している、岩槻特別支援学校について、狭い新都心に移転して同じ水準の教育が保障できるのか質問がだされました。
経営管理課長は「教育が円滑に進むよう、教育部局と話し合ってすすめている」と答えました。
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