災害時の避難所生活をもっと快適に

平成最後の夏も終わってしまい、2018年も残りあとわずかとなりましたね。
今年の夏は、全国各地で連日続く猛暑や記録的な豪雨、台風や地震による甚大な被害も出てしまい、防災の大切さを改めて考えさせられることとなりました。
  
埼玉県議会では今年の災害や猛暑を受け、学校のエアコン設置や危険ブロック塀対策、被災者生活再建支援法の拡充などの対策を進めるよう求める声が上がりました。
特に、災害時には多くの学校体育館が避難所になるため、県立学校体育館への補助拡充を国に要望するように求め、教育長もこれに同意しています。
  
日本では自然災害時に避難を余儀なくされた場合、学校の体育館に多くの人が身を寄せ合って生活しており、その光景をテレビなどで目にしたことがあるでしょう。
そこでは床に毛布を敷き、間仕切りもエアコンもないことが多いそうです。
劣悪な環境での避難所生活により、災害後に体調を崩して亡くなってしまう方も多くいます。

エアコンの設置については地域格差も大きいようですが、実際に全ての体育館にエアコンを設置するのは予算などの面から厳しく、まずは教室に設置して欲しいとの声も上がっています。
学校は災害時のみならず、子どもたちが日常的に生活する場所でもあるため、少しでも過ごしやすい環境を整えておきたいものですよね。
  
他にも、日本と同じ地震国であるイタリアでは、災害時には国がエアコン付きのテントを設置したり、公費で空調設備のあるホテルなどの宿泊施設へ避難させたりしているそうです。
  
自然災害はいつ起こるかわからず、それ自体を防ぐことはできません。ですが、備えによって被害を最小限に抑えることはできると思います。
予算などの問題もあるとは思いますが、国と自治体にはできることから進めていってもらいたいですね。
  
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