妊娠期特有の病気には適切で迅速な処置を!入院費の一部をサポートします

女性は妊娠するとさまざまな体調の変化が起こります。
それはよく知られているつわりだけではなく、体温調整が難しくなったり、便秘や下痢になりやすくなったりなど、その人によって症状や程度が大きく異なるものです。

妊娠中毒症も妊娠中にみられる体調不良のひとつです。
現在では「妊娠高血圧症候群」の方が一般的とされています。
妊娠高血圧症候群というのは、「妊娠高血圧」や「妊娠高血圧腎症」のようなさまざまな病気の総称です。
発症する原因はまだはっきりとはわかっていませんが、重症化すると母子ともに命の危険にさらされる場合もあるため、慎重に検査や治療を進めていかなければなりません。

妊娠高血圧症候群と診断されると、その重症度や妊娠週数、母体と胎児の状態によってその後の治療方針が大きく変わります。
軽度であれば自宅で経過観察となることもありますが、重症であれば管理入院、週数によっては緊急帝王切開や分娩誘発などですぐに分娩へと進みます。
さらに状況が悪く母子ともに危険な場合は、妊娠の中断という方法を選ばざるを得ません。
このような最悪の事態を避けるためにも、診断が下りたら早い段階で入院し、適切な処置を受けることが重要になります。

埼玉県では、このような妊娠期特有の病気による入院に対し、その費用の一部を支給する活動を実施しています。
さいたま市・川越市を除く埼玉県内にお住まいの妊婦さんで、入院日数や所得税額などの条件に見合う方が対象です。

入院期間が21日を超えるなどの場合、手続きについての細かい決まりがあります。妊娠が分かった段階で一度詳細に目を通しておくと安心です。
母子ともに無事に出産を迎えられるように、今出来る備えは万全にしておきましょう。

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