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埼玉県庁は、現在地で建て替えを
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下水道老朽化対策を国に求めよ―知事と懇談
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埼玉県の基地周辺住民の安全をまもれー安全基準超える飛行中止もとめ要望
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8月26日柳下・前原両県議は、所沢市内の介護老人保健施設「さんとめ」を視察しました。
同施設は、入所・ショートステイほか、通所や訪問によるリハビリテーション、居宅介護センター、地域包括支援センターなどを行っています。
要介護4が要支援に????????
前田事務長と懇談しました。
懇談の中では、こうした介護施設での総合的なケアの中で、重度の高齢者が軽度化し自立できたという事例が語られました。
68歳の要介護4の男性は糖尿病など併発しているほか、家賃滞納、ごみがたまるなど深刻な生活苦を抱えていました。通所リハビリテーションに紹介された利用者でしたが、生活全般の相談にのり、生活保護の受給、引っ越しの支援、なべかま洗濯機などみんなで寄付するなど総合的な援助で、1年半後には要支援に回復し、リハビリは大幅に縮小、むしろボランティアとして職員の手助けをするまでに回復しました。
同施設は認知症グループホームも来年4月開設予定ですが、その中で「就労支援もやってみたい」と事務長は語ります。「認知症といっても、完全に能力が失われるわけではありません。しっかりしているときもある。そういうときに、併設の老健や病院でアルバイトなども紹介して、少しずつ社会とかかわってもらいたい」
認知症関連施設には、利用者を拘束したり、向精神薬を過剰に投与する場合もあります。さんとめでは「薬や拘束はしない。」と事務長。
柳下県議は「人間は人の役に立っていると実感できて、生きがいを感じることができますね」と語りました。
介護職員の定着ー9組もの結婚式がほこり
同施設が努力してきたのは職員の定着です。県の表彰も連続受賞しました。(介護職員定着率向上と職員確保のための優れたとりくみについて)
2015年には介護報酬の引き下げで赤字となりましたが、職員の基本給は1万円以上引き上げました。職員一人一人に対して教育訓練プログラムももって、キャリアアップを援助しています。昨年から職員の結婚式が9組も続きました。職場結婚もあります。前田事務長は式に呼ばれるたび「職員の結婚は、施設にとって誇りです」とあいさつしているとのこと。「職場に展望があるから結婚に踏み切れるのですね。」と柳下県議
同施設は、強い要望に応えて重症心身障害児者のショートステイ、デイサービスも開始します。10月から6床スタートします。現在は看護師を研修に派遣しています。
また、生活が困難な方のために、食材などを提供するフードドライブも始めています。いずれは、子ども食堂も始めたいとのことです。
懇談後、施設内を歩いていると「県議さんですか?」と利用者の男性が話しかけてくれました。(写真)柳下県議が「さんとめは楽しいですか」ときくと「家にいたらうごけなくなる」とおっしゃっていました。