医療生協さいたま・老健施設みぬまを視察

IMG_00135月27日、村岡、金子、前原の各県議は、医療生協さいたま生活協同組合(川口市)で介護施設責任者らと懇談し、介護老人保健施設みぬまを視察しました。

懇談では、介護保険料の2割負担の導入の影響調査について説明がなされました。2割負担の主な影響として①訪問看護を削る②デイサービスを減らす③福祉用具の変更などが浮かび上がったとのことです。
訪問入浴や訪問看護などのサービスを受けていた要介護5の82歳の男性は、27,000円余りの利用料が2割負担で約56,000円となり、訪問看護を60分から30分に変更せざるをえなくなりました。しかし、30分では介護サービスが終わらず、実際には45分くらいになっている状況です。施設長は「30分を超えた部分は介護報酬の対象にならず、施設の負担になります」と話していました。

介護保険法の改定で、老健でも基本的に要介護3以上しか受け入れられません。
「ターミナルケアが増え、入居して一か月以内でなくなるケースもある。精神的な負担も大きく、精神疾患で休職する職員もうまれている。職員のメンタルヘルスへのケアが必要」と施設長は語っていました。

来年度から各自治体で実施される医療・介護総合事業について、自治体ごとの対応について格差がないようにしてほしいとの要望も出されました。