


2月定例会を振り返って

農林部の北部拠点への移転―農業団体の要望ない、浦和でも支障はない・・・予算特別委員会総括

県立熊谷図書館の外国人資料館やビジネス支援事業は存続を


要望書は
1、県単独事業として通級指導教室の予算を組み、計画的に県内小中学校の通級指導教室の設置を
2、発達障がい教育に携わる専門性の高い教員育成のための予算を県単独で実施を
3、富士見市の公立中学校に通級指導教室新設を。また県内市町村で通級のない場合はニーズ調査を再開し、要望がある場合は早急に設置を行ってください。
などを求めるというものです。
3月17日、富士見市のおかあさんたちが、発達障害児の通級指導教室の増設などを求める要望署名1353筆を県知事と県教育長あてに提出しました。前原県議、寺田玲・川畑勝弘富士見市議が同席しました。
発達障害などを抱える子どもが、地域の学校に通いながら、週のうち一定時間を過ごし、特別な指導を受ける通級指導教室の数は市町村によってばらつきがあり、富士見市には3教室しかありません。また中学校には設置が進んでおらず富士見市にはありません。
この問題について、村岡県議は16日の県議会予算特別委員会で質問し、市民の声を紹介しながら通級指導教室の増設を求めました。これに対して関根教育長は「障害をもつ子どもたちがきちんとした教育をうけるために、重要なしくみだ」と通級の意義を認めました。
教育局への質疑議事録(県議団作成)平成28年2月予算村岡 0316県土_教育
署名提出に参加した母親たちは「小5の息子は障害がわかってから誰も助けてくれなかった。通級指導教室に通うようになったら、できないことがあるとその理由を探して訓練してくれるから、よかった。でも、中学には通級がないから、困ったときに相談する場がない」など、通級指導教室で救われたと語りました。
応対した県特別支援教育課長は「市町村によって通級に差があることは認識しており、どこの学校に行っても当たり前のように支援ができるようにしたい」と述べました。