2月10日、秋山文和、前原かづえ、金子正江の各県議は、さいたま市の大宮公園内にある埼玉県立歴史と民俗の博物館を視察しました。
当博物館は、1971年10月に竣工した旧埼玉県立博物館で、建物は著名な建築家・故前川國男氏による設計です。日本芸術院賞、毎日芸術院賞など数々の賞を受賞し、公共建築百選にも選定されています。
職員の案内で刀剣や甲冑などが保管されている倉庫を見学しました。
室内は国宝はじめ重要文化財などを適切に保存するため、室温12度と一定の温度に管理され、空調も空気の循環を特別に配慮したものとなっています。
入口には、スリッパの裏につく小さな虫を取るための粘着シートがあり、管理・保存に細心の注意を払っていることが分かりました。
体験学習ゾーンとして来館者に人気の「ゆめ・体験ひろば」も見学しました。
「ひろば」は「自由自在座」「ものつくり工房」「昭和の原っぱ」の3つのエリアから構成された施設で、藍染めハンカチや江戸組紐ストラップ、まが玉の製作や火起こしなどを体験できます。
子ども連れの家族や社会科見学で訪れる小中学生にもとても好評で、当日も、特別支援学級の中学生が来ていました。
近年は公立学校との連携を強め、平成26年度はさいたま市内をはじめ近隣の学校から96団体、6213名を受け入れています。さらに、来館できない学校にも出前講座などを行い、20件、1389名が参加したとのことです。
各県議も火起こし体験に挑戦。火起こし名人のステッカーを無事もらうことができました。
*「ミュージアムビレッジ大宮公園」
「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」は、東武アーバンパークライン(野田線)の大宮公園駅を起点とした半径1㎞に位置する9つの施設のエリア名称で、各施設の個性を生かしながら相互に連携する、魅力的なカルチャー&スポーツエリアです。
博物館・美術館にとどまらず、鉄道事業者やスポーツ施設など、業種・業態を異にする館園施設が一体となり、地域の活性化や情報発信力の強化を図ろうというものです。
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=243