県水道料金引き上げは撤回を!署名提出

水道料金引き上げ撤回を求める署名2690人分

 

 埼玉県が自治体に供給する水道用水の料金引き上げを計画している問題で、日本共産党県委員会と同県議団は5日、大野元裕知事あてに、引き上げ撤回を求める署名2690人分を提出しました。柴岡祐真県委員長、城下のり子、伊藤はつみ両県議らが出席しました。

 開会中の県議会には、水道用水の料金を21%引き上げる条例案が提出されています。

「今度は水まで・・・」の声

 柴岡氏は「物価高騰のなか、県民からは『今度は水まで』との声が出ている。県民の暮らしを守るために、再検討してほしい」と要望しました。

 城下氏は、水道整備のための国の負担が少ないとして、党として国に国庫補助金の増額を求めたことを紹介。伊藤氏は、県の計画を受けて、複数の自治体が議会に水道料金引き上げの議案を出しているとして「老朽化した設備の更新は、県民に負担を押し付けるべきではない。国や県が責任をもつべきだ」と求めました。

 応対した板東博之・公営企業管理者は、電気代などが高騰するなか、耐震化や水質事故への備えを進めながら、安心・安全な水を安定的に供給していくための引き上げ提案だと説明。「県民一人ひとりの生活を守り、負担軽減のための要望だということはわかる。知事にはしっかり伝える」と述べました。

 

署名:埼玉県水道料金の引き上げ撤回を求める