8月21日障害者の生活と権利を守る埼玉県民連絡協議会と埼玉県の夏の交渉が行われました。伊藤はつみ県議が同席し、ごあいさつをしました。
この日は、主に特別支援学校の保護者や教員が、切実な思いを発言しました。
知的障害児の川口特別支援学校の関係者は
「150人規模の学校に小中学校児童生徒だけで370人が通っている。来年は400人を超える見込み。新校舎が増設されるが1年半後。3年半後に もう1校舎・・もう限界」
同じく知的障害児の和光南特別支援学校関係者は
「体育館にエアコンを設置してほしい。現在体育は校内廊下で行っている。(特別支援学校校舎にはエアコンが設置されています)
生徒数が多く教室をパーテーションで仕切って2クラスで使っている。普通の学校にこんなところはない」
所沢特別支援学校の関係者は
「先日、水村篤史県議(民主フォーラム)と城下のり子県議(日本共産党)が視察にきてくれ
一般質問で、所沢特支の過密状況を取り上げてくれた。
そのほかにも、スクールバスの増便もお願いしたい。今年は6台運行するはずが、バス会社の都合で5台しか運航していない。一刻も早く運行してほしい。」
肢体不自由児の和光特別支援学校の関係者は
「昨年度から始まった、福祉タクシーに看護師が同乗する支援、今年から一人当たりの利用制限が行われている。予算を十分確保して、全員の希望通りタクシーを使えるようにしてほしい。」「保護者ができる限り同伴通学しなくてすむように、県のガイドラインで人工呼吸器も認めてほしい」
川口市の関係者は
「医療的ケア児など重度の障害児がわずかな時間でも友達と過ごすことに大きな意味がある。近所に学校があればもっと多くの肢体不自由児が学校に通える。川口市に知的障害と肢体不自由児の併設校を新設してほしい」
肢体不自由児のマンモス校越谷特別支援学校の関係者は
「訪問学級の担当をしている。川口市内や三郷市内にも児童・生徒がいる。訪問してもどってくると1日が終わってしまい、会議もできない。もっと肢体不自由児の学校を新設してほしい」「放課後にはデイサービスのお迎えの自動車3~40台が校庭にびっしりあふれている。校庭も荒れてしまう。」など語りました。
また、
盲学校は県内1か所、ろう学校は2か所 肢体不自由児の県立学校は6か所しかないため、子どもたちの通学負担はとても重いものがあります。
「ある盲学校に通う子どもは、朝6時50分南浦和発のスクールバスに乗って通学している。県内に2か所盲学校を」などと
いずれの学校も新設を望む声がありました。