2月19日、城下のり子県議、伊藤はつみ県議は所沢特別支援学校を視察しました。
所沢特別支援学校は小・中・高の知的不自由の特別支援学校としてスタートしましたが、児童生徒の増加に伴い、2016年、入間わかくさ特別支援学校に高等部が移り、現在は小、中のみの特別支援学校となりました。そのとき児童生徒は減りましたが、その後は増え続け、高等部が移る前の規模をこえています。
教室不足になり、特別教室、教材室を一般教室に転用し、クールダウン部屋も廃止。廊下の一角を簡易仕切りで仕切って対応しています。1つの教室に複数のクラスが入っているところもあります。
学年で何かやるとなると体育館かプレイルームしかなく、とりあいになっているとのこと。
教員からも「子どもたちの教育環境としていかがなものか」との声があがっているとの話も聞きました。
「2021年に児童生徒の増加に伴い、プレイループを教室に転用するとの話がもちあがりましたが、教員から「それは絶対にやめてほしい」という声があがり、踏みとどまりましたが、このままではプレイルームをなくす日がくるのではないかと思っている」との話がありました。
教職員の給食提供ができなくなる可能性もある
給食室を視察した際、城下県議は「他の特別支援学校で児童生徒の増加に調理室のキャパが追いつかず、教職員への給食の提供をやめている学校があるとのことですが、いかがですか」と質問。
「食器がない。窯も足りないので、これ以上、児童生徒が増加するなら先生たちにお弁当をお願いするかもしれません」と説明がありました。
下校は放課後デイサービスの送迎車で満杯
校長先生、教頭先生から「下校の様子をぜひ見てほしい」との話があり、見させてもらいました。
下校時間が迫ってくると放課後デイサービスの車が続々と校内に入ってきます。
車の多さに対して駐車場は狭く、まるでパズルのようでした。校長先生は毎日の下校時の車の誘導に当たっているとのことでした。
伊藤県議は「これは本当に大変ですね。学校の児童生徒の数に学校の大きさがあっていないと感じました。来年度はさらに増えるとのこと。対策をしっかり県に求めていきます」と述べました。