1月17日、さいたま市特別支援学校PTA有志の会のみなさんが、県議会を訪れ、さいたま市在住の知的障害児が通学する特別支援学校における教室不足・過密解消を要望しました。城下のり子県議が応対しました。
要望書には「さいたま市在住の知的障害児が通学する浦和、上尾かしの木、大宮北3校の県立特別支援学校の教育環境は長年の教室不足や生徒数の大幅な増加により厳しい状況が続いている。県では高校内分校の設置や県立岩槻はるかぜ特別支援学校の開校、既存校舎の増改築など毎年改善策を実施しているが、入学児童数(特に小中学生)の増加は続いており、教育環境改善には程遠い。PTA ・保護者の立場から一刻も早い状況改善をお願いしたい」とあります。
市への働きかけの中で、療育センターであるひまわり学園に高等部ができたが、16人程度である、との話です。ぜひ、さいたま市立知的特別支援学校の設置に向けた我々の活動に協力してほしい、とのことです。
浦和特別支援学校の保護者は「全校生徒数250人を超えている。教室不足で図書室をつぶして、教室にしている。本は廊下に置いている。給食室では360食作っていて、来年また児童・生徒が増えたらもう作れないと言われている。」
かしの木特別支援学校の保護者は「岩槻はるかぜ特別支援学校ができて、半分がそちらに移ったが、今また300人を超え、来年はまた400人を超えてしまう。1時間半スクールバスに乗って浦和から通っている子もいる。」
大宮北特別支援学校の保護者は、「小学生の教室と高校生の教室が入り混じっている。トイレ指導などに差し支える。教室をカーテンで仕切っている状態が当たり前にある」
このように訴えられました。
城下県議は、自身も所沢おおぞら特別支援学校の肢体不自由部をつくる運動の経験を語り、「運動の力が大切」と語りました。