共学ネットさいたまのみなさんと懇談

2024年1月9日城下のり子・伊藤はつみ両県議は、共学ねっとさいたまのみなさんと懇談しました。

共学ねっとさいたまは2001年から埼玉県の公立高校の男女共学化を求めて活動している団体です。

2023年8月30日埼玉県男女共同参画苦情処理委員会は「埼玉県立高校において共学化が早期に実現されるべきである」とする勧告を出しました。勧告には「歴史や伝統や主体性を尊重することと共学化は両立しうるものであり、歴史や伝統を重視したとしても共学化しなくともいい理由にはならない」とあります。県教育長は記者会見で「県立高校関係者や高校進学希望者から意見を募る」という方針を示しています。

一方で、東京都教育委員会は24年春から都立高校の男女別募集定員制を廃止すると公表しました。ジェンダー平等社会の実現とりわけ男性優位社会の是正が大きな課題となっている「男女別定員」を残しているのは埼玉県を含め数県となっています。

共学ねっとの方は、「勧告の内容は非常に優れている」「公の施設が、性別を理由に入学を拒否することは許されない」として、男女別学定員をなくすことを求めました。

 

城下のり子県議は「原則共学化すべきだ。しかし、未来の学校を決めるのは、中学生以下の子どもたち。子どもの意見を丁寧に聞くべきだ」と語りました。

伊藤はつみ県議は「長距離の競歩やマラソンなどの伝統が、すべての子どもたちに魅力となっているわけではない。そういう話をいろいろ聞いている。伝統を見直す視点も必要」と語りました。

*伊藤はつみ県議の上記の発言について、ご質問・ご意見をいただきました。最初の文章に特定の学校の行事をさしているかのような表現があり、それは県議の意図とは異なっていましたので、訂正させていただきました。ここでいう「伝統」は特定の学校の伝統をさすものではありません。