スーパーシティプロジェクトはスーパーなのか?住民の評価は?ー伊藤はつみ県議決算審議中

11月6日決算特別委員会が開かれ、伊藤はつみ県議が参加しました。令和4年度の環境部の決算を審議しました。伊藤はつみ県議は令和4年度に県のスーパーシティプロジェクトにエントリーした事業の中から、所沢市とふじみ野市の事業をとりあげて質問しました。

所沢市の計画です。「所沢駅周辺の市街地開発事業」を進めていくプロジェクトです。駅ビル内にグランエミオができ、さらに所沢駅西口に大規模な商業施設誘致がきまっています。その結果、なにが起きているのかというと、周辺の新所沢駅や小手指駅の中心商業施設「パルコ」や「西友」が撤退してしまったのです。パルコも西友も40年来地域で愛されてきた施設です。

「所沢は浮上するが、新所沢・小手指はどうでもいいのか」怒りの声が周辺からは響いています。

伊藤県議は、「このような状況を県はどう評価するのか?仮に、この計画がとん挫するようなことがあったら、補助金は返還をもとめるのか?」と質問

エネルギー環境課長は「市町村が考えている街づくりであり、市町村がエントリーしたもの。」と市町村の考え方に関与しないという姿勢でした。県のスーパーシティプロジェクト補助は、計画に対して500万円、事業への補助として上限5000万円ですが、仮にとん挫した場合返還を求める可能性もあると答えました。

伊藤県議は、三芳町の事業も取り上げました。

未来創造拠点の整備で学校と公共施設の複合化をおこなう計画です。複合化施設の周辺には、現在、学校や公民館、図書館とそれぞれが独立した施設で事業が行われています。建物の老朽化は否めませんが学校まで一緒にしてしまうこの計画は、ただの統廃合ともいえます。

伊藤県議は「この計画には住民の声が反映されていません。スーパーシティプロジェクトには、住民の声を反映するしくみはあるのでしょうか」と質問。

エネルギー環境課長は、「市町村で住民説明会などをきちんとやっているはず。そこで住民の声は反映されている」と答弁しました。

県議団は、これからも、スーパーシティプロジェクト事業について検証していきます。