コロナ10月以降の対策・後遺症対策を求め要望

9月14日「働く者もののいのちと健康を守る埼玉センター」が新型コロナ対策で県に申し入れを行いました。

城下のり子県議が同席しました。

公費負担の継続、後遺症実態調査を

提出された要望書には、5月に感染症法の5類に移行した新型コロナウイルスについての、患者負担軽減措置や診療報酬特例の多くが9月末を期限に打ち切られることから、①公費負担を9月30日以降も継続すること。また感染1年半後の4人に1人がコロナ後遺症で苦しんでいることから、②県として後遺症実態調査を行うことなどを求めています。

要望書は以下のとおり

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病床確保料はなくとも、大丈夫

谷口良行医療政策幹は、コロナ流行の現状について、以下のように説明しました。

〇感染者は増加傾向だが、重症者は少ない。注意喚起は必要だが、社会生活を止める状況ではない。

〇しっかりアナウンスしっつ、ワクチン接種を勧奨する。

また、特例などが9月で打ち切られることについては

〇病床の確保 これまで73床を確保してきた。10月以降、特例が打ち切られても60床は受け入れ可能と答えてもらっている。この間、1日最大でも20人程度の入院なので、とりあえず大丈夫。

〇10月より・・・初診料・検査料・治療薬など自己負担となり、初めての外来で3万円以上になる恐れがあるという指摘については、国に知事会を通して要望している。との答えでした。

〇救急で26回病院に問い合わせた事例や、3,4時間搬送に時間がかかったというケースを医療機関から聞いているが、県は報告を受けているのか?-専門的な場合そういうこともある。

医療機関等情報支援システム(G-MIS)の更新がない医療機関が多いと、診療所から聞いたがー医師会のほうから、きちんと更新するよう、要請する。

2100の後遺症症例から254後遺症外来が

後遺症対策について、政策幹は以下のように説明しました。

〇研究によって、数字が違っている。本当にコロナ後遺症か、検証されなければならない。コロナのメカニズムの研究は国の責任でしっかりやってほしい。

〇県は、医師会と協力して、症例研究に力を入れてきた。デルタ株で2100症例を集め、対策・処方をまとめてきた。オミクロンでは1696症例集めた。このような症例を紹介した結果、254もの後遺症外来が確保できた。

 

城下県議は、県の取り組みを報告いただきよかった。でもまだまだ現在進行形。医療体制が脆弱な埼玉県であり、体制強化をしてほしい。と、語りました。