11月10日、村岡正嗣県議は川口市の音響信号、歩行者信号の設置を求め、県警に要望しました。
要請には松本幸恵川口市議と山﨑すなお県政対策委員長、ふじしまともこ川口市くらし相談室長が同席しました。
村岡県議は「川口市の視覚障害者の方たちと現地をめぐり、要望をうかがってきました。持ち帰って検討いただきたい。またそもそも信号機設置の要件等をこの機会にお聞かせいただきたい」とあいさつしました。
【音響信号設置】
前川観音通りと前川中央通りの交差点、南浦和前川通りと前川中央通りの交差点には南北に渡るときは音響信号があるのに、東西に渡るときは音響信号がありません。
松本市議は「視覚障害者の方たちと懇談し現地調査を行ってきました。『南北に渡るときは音があるが東西に渡るときは音がないので、どちらが青になっているのかわからず、赤信号で渡ろうとしてしまった』との話も出されていて、命の危険があります。ぜひ前向きに検討していただきたい」と話しました。
県警は「東西南北になぜ設置しなかったのか。音響信号を設置する場合は、当事者団体や当事者の方の要望を受け設置しております。当時の状況はわかりませんが、南北への横断が主だったのかもしれません。設置できる状況かどうかを確認いたしまして、検討してまいります」と答えました。
【歩行者信号の設置を】
川口市柳崎5丁目交差点の南北に渡る横断歩道には歩行者用信号機があります。しかし東西に横断する横断歩道には歩行者用信号機はありません。住みよい芝北をつくる会のみなさんはここに歩行者用信号機をつけてほしいと要望しています。以下要望書。
ふじしまさんは「ここは月2回くらいの頻度で接触事故が起こっています。子どもたち通学路にもなっており、登下校時はここに子どもたちが大勢たまっています。子どもたちの列が途切れなくて車側が青になって動き出そうとしているのに、渡ろうとしたりしています。登下校時の状況をぜひ見に来て、そして歩行者用信号機の設置を」と訴えました。
県警は「歩行者用信号の設置は歩行者の待機場所や歩行者用信号の支柱の設置場所の確保など条件があります。現地調査を行い、検討してまいります」と回答しました。
村岡県議は「根本的に新設の信号機整備は県民の方からどれくらい要望があり、実際は年間何カ所設置していますか」と質問。県警は「2021年度は県民から396件の要望があり、設置数は36でした。先程上げた条件の他にも隣接する信号機と150メートル以上離れているなど条件があり、要望があってもお応えできないこともあるのが現状です」と答えました。