9月17日、前原かづえ・守屋裕子県議が高次脳機能障害家族会「地域で共に生きるナノ」の開催したピアカウンセリング地域相談会に参加しました。写真は、社労士さんや地域のデイサービスなど福祉団体など支援者のみなさんです。二人も「支援者」の一員として紹介していただきました。
高次脳機能障害とは・・・交通事故や脳梗塞などで脳が破壊されたためにおこる障害
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/rikai/shoujou/
相談会には20人ほどの当事者と家族が集まりました。全員が発言できるよう司会の方がよく配慮されていました。特徴的だったのは、お互いの発言に対してほかの参加者がわがことのように親身になって解決策を考え、アドバイスしていたことでした。
「一日中寝てばかりでなさけない」という方に、就労支援施設を紹介する意見や「今はゆっくりして」などの意見がでたり、「仕事を次々やめる息子の心がわからない」という声には、相談機関の紹介や自身の体験などが語られました。
障害者マークについて意見交換が行われる場面もありました。
涙ながらに語る人も「病気してからまじめな性格にかわってしまった」など明るく語る人もいて終始和やかでした。
夫婦や兄弟など家族と一緒に参加している人も何組かおられ、家族のきずなを感じさせました。
図のように、人口の少ない三芳町の方が川越市より相談件数が多いという調査資料をいただきました。
これは、診断機関があるかないかが大きく影響しています。高次脳機能障害を診断できる医療機関を増やしていくことが引き続き課題です。