災害救助法施行令の適用、埼玉県・市町村被災者安心支援制度の拡充を-豪雨被害を受けて要望

7月12日、13日に起きた豪雨被害を受け、7月19日、柳下礼子、村岡正嗣、前原かづえ、守屋裕子、秋山もえ県議が副知事への申し入れを行いました。

 

豪雨は鳩山町で午後8時までの3時間に観測史上最大263.5ミリを観測しました。鳩山町の7月平均降水量は179.3ミリで3時間で1か月分以上の雨がふったことになります。被害は県西部はじめ広域に広がり、床上浸水は42世帯、床下浸水79世帯、土砂災害・土砂流出33件、河川溢水越水 5件などと公表されています(第8報より)

この度の豪雨は、局地的でしたが、非常に激しいもので、被災者を誰一人取り残さない観点で広く支援するため、災害救助法施行令1条1項第4号を積極的に適用すること、埼玉県・市町村被災者安心支援制度の拡充が求められることから緊急で要望を行いました。

 

柳下団長は「今回の豪雨は鳩山町で史上最大の雨量を観測するなど、ひどい被害状況です。被災者を誰一人取り残さないために県として対応をお願いしたい」とあいさつしました。

守屋県議はときがわ町、鳩山町、東松山市を視察したときの写真を示しながら状況を説明しました。

要望に対し、副知事は「埼玉県・市町村安心支援制度は県と市町村の合意のもとで制度作った経過があり、ただちに拡充というのは難しいです。市町村との合意が必要です。市町村の意見を聞いていきます。災害救助法施行令1条1項第4号の適用も国に聞いてみましたが、難しいとの返答でした」と回答。

村岡県議は「埼玉県・市町村安心支援制度は国の法律では支援されない部分をカバーしようと県と市町村が共同で作った制度です。その経過を踏まえ、生活再建に希望が持てるよう弾力的な運用など力をつくしていただきたい」と重ねて要望しました。

副知事は「最近は異常気象でどこでなにが起こるかわかりません。知事の方からも『災害は初動が大事。しっかり取り組んでくれ』と言われていますので、できる限り力をつくしていきたい」と語りました。

 

220712記録的豪雨申し入れ