繰り返す豪雨 個人の努力では限界がー埼玉県記録的豪雨、被災地視察

7月12日夕方から降った雨は記録的なものとなりました。12日鳩山町で1時間に100ミリ、午後8時までの3時間には観測史上最大の263.5ミリを観測しました。

鳩山町の7月平均降水量は179.3ミリで3時間で1か月分以上の雨がふったことになります。

床上浸水は狭山市、東松山市など46世帯との公表です。

守屋ひろ子県議は7月13日、県西部の被災地を視察しました。

塩川鉄也衆議院議員、伊藤岳参議院議員が同行しました。

 


下青鳥の住宅を訪問しました。石井祐一東松山市議が案内してくださいました。

12日夜には関越道東松山ICや周辺の高地より水が押し寄せてきたそうです(上写真)40年来豪雨が降るたび水が流れ込んできて、床下浸水を繰り返してきたそうです。土嚢を積んでいましたがが、防ぎきれず、今回も床下浸水したそうです。隣家も同様の被害を受けてきたが、とうとう床下から家が腐ってきて、転居してしまったそうです。

床下浸水をしないよう、周辺の治水工事をしてほしいと要望を受けました。

 

東松山市正法寺の社務所の裏の崖が崩れたとのこと。

こちらも、豪雨のたびに落石を繰り返す危険な急傾斜地。傾斜地そのものも正法寺の土地で、市や県に安全対策を求めてきたが、認められないそうです。

写真の大岩は3年前の第19号台風の時に落ちてきたそうです。

個人の敷地内であっても、急傾斜池対策は必要です。県や市の支援を求めていきます。

根岸富一郎鳩山町議のご案内で鳩山町の被災地をまわりました。

鳩山町鳩川の重郎橋付近では鳩川の護岸が崩落

県道343号線のがけも崩落し、泥が県道に流出していました。

鳩川の河川整備を急ぐ必要があります。

 

鳩山町赤沼地域では数件が床上浸水となりました。

床下たまった水をぬいたり、大量のごみを捨てたり、被災者の方は忙しく働いていました。

写真上のように、水はフェンスまで達しました。

都幾川町では、6件の住宅が裏山の擁壁崩落により、押し出されて基礎から道路側に移動しています。もう住むことは不可能で、全壊と思われます。早期に解体しないと住宅が道路に崩落する危険性もあります。

住宅解体を公共の事業として早急に実施することが必要です。

もし、引き続きこの土地で住宅を再建するには裏山の擁壁を復活することが必要です。

 

ひょうや今回の豪雨のように、小規模な地域で、経験したことのないような異常気象がおこっています。

急傾斜地対策、河川整備など危険個所への備えが重要です。

 

党県議団の村岡正嗣県議は、県に対して災害救助法適用(施行令1条1項1号に基づく)を要請しました。

災害救助法適用となると、住宅の応急修理や、避難所費用が国と県負担となります。