2月9日党県議団は、「受験シーズンにおける痴漢行為根絶と被害者救済に関する申し入れ」を県に対して行いました。
党県議団からは、柳下礼子団長、村岡正嗣幹事長、秋山文和県議、前原かづえ県議、秋山もえ県議が出席しました。
秋山もえ県議は
「ネット上で、痴漢行為をあおるようなことが行われているとは知りませんでした。
県民の方からの訴えがあって、1月の共通テスト前に、緊急に電話で県警に警備要請をしました。
が、さらに県として強いメッセージをだしてほしいと
今回要望しました」と語りました。
応対した砂川裕紀副知事は
「私も本当か?と思ったのですが、SNSを見せてもらい驚きました。」として
各鉄道事業者に受験シーズンに緊急ちかん対策を要請したと答えました。
また、県立学校入試にあたって、痴漢被害など本人の責めによらない事由での遅刻について
開始時間繰り下げや追試などの実施も行うと答えました。
申し入れ文書は以下の通り
埼玉県知事 大野元裕様
2022年2月9日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
受験シーズンにおける痴漢行為根絶と被害者救済に関する申し入れ
痴漢はもっとも身近な性暴力であり、性犯罪です。
近年、インターネットやSNSで受験生をねらった痴漢行為を煽る投稿が広がっています。入学試験の当日受験生は遅刻ができないことから、痴漢加害を呼びかけるという、極めて悪質で卑劣な行為は許されません。2月には私立学校の試験が行われ、3月には県立・国立学校の試験が行われるため、本県内の鉄道を多数の児童生徒が利用します。埼玉県警をはじめ埼玉県は痴漢行為根絶・被害者救済に全力をあげるべきです。
党県議団は、県民からの要請で、1月14日に電話で県警に共通テスト時の痴漢行為防止対策を申し入れました。改めて、受験シーズンを通して対策を強化するために、以下申し入れます。
一、受験シーズンに痴漢を根絶するために、公共交通機関における対策強化を鉄道事業者に求めること。
①駅係員の増員
②音声アナウンス・車内動画・電光掲示板等での痴漢行為根絶の呼びかけを頻回に行う
③被害が発生した場合は迅速にかつ丁寧に対応すること。遅刻せざるをえない状況に至った証明を速やかに発行すること
一、県警は、加害行為が教唆されていることを重く見て、シーズン中に特別対策をとること
①警察官による巡回を強化すること
②被害者対応のために女性警察官を配置する等、被害者に対し同性対応を行うこと。
③卑劣な加害行為の教唆は許されないという広報活動を強化すること
一、県立学校の入試において痴漢被害を含め本人の責めによらない事由での遅刻に対し救済措置をとること。
以上