2月14日高次脳機能障害者の相談を受ける「NPO法人 地域で共に生きるナノ」の丹直利さん、黒田実樹党新座市議が県議会を訪れ
村岡正嗣県議、前原かづえ県議と懇談しました。
高次脳機能障害は、「事故や病気などで脳に損傷を受けた後に、記憶力や注意力の低下などの症状が現れ、日常生活や社会生活に支障が出る障害です。」(埼玉県のHPより)
丹さんによると、現状ではおもに診断を行ってくれているのは精神科であり、診断できる精神科を増やしていくためにも
保健所できちんとあつかってほしい。
しかし、埼玉県では「県リハビリテーション病院で対応する」として福祉部の所管としている。これでは医療機能整備はできない。として
県ホームページで公開されている「多様な精神疾患ごとの医療機関の医療機能一覧表」からは高次脳機能障害が除外されていると批判しました。
一方厚生労働省「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告などでは、高次脳機能障害が疾病として扱われていること
福島県や大分県では、疾病として認められているとして、県の見直しを求めたいと語りました。
その後
県疾病対策課の担当者とも懇談
県の担当者は「高次脳機能障害は、精神科を超えた病気。リハビリテーション科や脳神経、脳外科内科など多岐にわたるため
県リハビリテーションセンターで担当している。医療機関の紹介も、リハセンとして行っている」と答えました。
また、県福祉推進課に確認したところ
「医療体制整備は、福祉部としてはできない」とのことでした。
今後も、高次脳機能障害の方の支援のために、「ナノ」と連携して取り組みます。