放課後児童クラブ支援員の話~「ワクチン接種させてほしい」

登壇する柳下礼子県議 (写真と記事は関係ありません)

柳下礼子県議は、9月2日に放課後児童クラブを訪問し、支援員の方と懇談しました。

その中で

・昨年の緊急事態宣言のころはなにもわからず、消毒や換気やかなり神経をすり減らした。

今年はやや慣れてきて、コロナ対策も確立してきている。

・しかし食事の時は気を遣う。テーブルに敷居をおいたり、3人程度で食べたりしている。

でも、過密なクラブはそうはいかない。子どもには「しゃべってはいけない」とできない。

 

・「放課後児童クラブで感染」というニュースになったらどうしようと思う。

・クラブが閉所になったら、保護者が仕事ができなくなる・・・感染がとても怖い

 

・クラブの建物の特徴は、「静養室がない」こと。風邪など発病したら机を立てて隔離しているクラブもある。

・市は、大規模クラブを急速に見直ししている。教育委員会の尽力で、学校施設の貸し出しもすすんでいる。

 

・職員のワクチン接種早くしたいが、ぎりぎりの体制で、パートさんも含めると6人ぐらいいるので、順番にうたなければ・・・特に夏休み中なので忙しくて接種できていない。

・PCR検査は、一人感染出たらやってほしい。

 

・保護者会ができないし、お迎えの時も話は短時間。保護者との意思疎通があまりできない。

・保護者の意向で、学校もクラブも来ていない子も何人かいるが、そういう子は状況が全くつかめない。

どうしているのか・・・体もこころも心配。

・職員体制は、昨年の一斉の学校休業の時に、ぎりぎりだと感じた。

などのご意見をいただきました。

 

柳下県議は、

「支援員はエッセンシャルワーカーであり、責任ある専門職。それにふさわしい処遇を確立すべきです。」と語りました。

 

県のガイドラインは、施設基準を児童一人当たり1・65㎡としていますが、コロナ禍の中で、これでは十分ソーシャルディスタンスがとれません。文科省は1人2メートル間隔をあけるように言っていますが、放課後児童クラブの基準もこれに倣うべきです。静養室の設置も基準に加えるべきです。

また、配置基準は専任の支援員を二人としていますが、「常勤」とすべきでしょう。