埼玉農民連 CSF(豚熱)に関する要請

8月17日 埼玉農民連の会長の立石様 事務局の関根様が来庁され、豚熱に関する要請を行いました。

県議団からは秋山もえ議員が同席しました。埼玉県庁からは畜産安全課が参加しました。

最近 神奈川県、群馬県でワクチン接種した養豚場から豚熱が発生し、埼玉農民連は農水省と8月6日に懇談・要請が行われました。

 

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農民連から「出産後30日から60日の間に2回のワクチン接種を行っていただきたい。ワクチン接種料は農家の負担を無くしていただきたい」との要望に対し

「CSF(豚熱)のワクチンは現在出産後50日から70日でワクチン接種が行われているが、固体によっても違うが母豚の抗体があるうちはワクチンブレイクになるためにワクチン行わない。ワクチン接種は1回目は有料だが、2回目は無料である。農家負担は1頭320円である。」との回答でした

農民連から「ワクチン接種による抗体保有率はどうなっているか」の質問に

「抗体は現在93%保有率がある。豚熱の県内侵入に関しては野生のイノシシを捕獲してPCR検査を行い調べている。またワクチン接種後、半年後に牧場ごとに抗体検査もしている。今現在は陰性であるが、飼育している豚の抗体保有率が8割以下になると危険である」との回答もありました。

コロナ禍で、飼料価格が高騰し農家の方の負担が増えている。飼料米の活用などの実情はとの質問に対し「県内は都市化のために飼料米を作る土地の確保が難しい。飼料米には補助金が出るが使っている農家は現在35件である。」との回答でした。

「2013年に発生したアフリカ豚熱であるが、数百万頭がなくなり制御できないウィルスである。日本にはワクチンがない。韓国やドミニカなどで流行が発生している。日本にはまだ入ってきてないが国の水際対策と埼玉県の侵入対策は?」との質問に

「国は空港探知犬を使い肉の持ち込みを防いでる。140頭が24か所に配備されている。現在は検疫を強化している」 との回答でした。

埼玉県ではPCR検査を行う3か所の家畜衛生保健所があり、人員を平成31年に46名だったのを令和2年に53名に他増員し日々の対応を行って、鳥インフルエンザの発生時に発生の抑止ができたとのことです。