5月13日選択的夫婦別姓・全国陳情アクションの方々が知事要請と議会要請を行い、前原県議が受けました。懇談の場には選択的夫婦別姓の意見書をあげた蕨市、富士見市、三芳町から宮下市議(蕨市)、武下市議(蕨市)、川畑市議(富士見市)、寺田市議(富士見市)、木村市議(富士見市)、本名町議(三芳町)も同席しました。
昨年12月に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画では「選択的夫婦別姓」に文言が削除され、「旧姓使用」の拡大の方針が示されました。「しかし、法的根拠のない旧姓使用は不可の場面が多く、もし使えるようにしたとしても、企業や行政の実務において、複数の姓を使い分けることによる混乱と非効率化がさらに拡大される。選択的夫婦別姓制度は、「家族で同じ姓の方が一体感が深まる」と考えるカップルが引き続き夫婦同姓で結婚できる一方で、必要なカップルは夫婦別姓を選べるという多様な価値観を受け入れる制度です」と指摘しています。
会のメンバーの方は「姓はアイデンティティであり、改姓の問題は人権の問題です。埼玉県においても選択的夫婦別姓を求める意見書を国にあげられるように力をつくしていただきたい」と要請の趣旨が話されました。
前原県議は「埼玉県においても選択的夫婦別姓を求める意見書が国にあがるよう力をつくしたい。ともにがんばりましょう」とあいさつしました。
知事との懇談で知事は「選択的夫婦別姓は必要」と話していたとのこと。勇気づけられます。
同席した富士見市の木村市議は「結婚するとき『自分が名前をかえてもいいよ』パートナーに言うと『自分の名前はアイデンティティ。自分自身も簡単に変えたくはないし、変えてほしくもない』と言われ、事実婚を選択。子どもが生まれ、子どもの姓を考えたときパートナーの姓ではなく、自分の姓にした。しかしその手続きのために何度も裁判所に足を運ぶことになり、本当に大変だった」と自身の体験から選択的夫婦別姓の必要性を語りました。
また他の市議、町議からはそれぞれの議会で選択的夫婦別姓の意見書を可決した経過などが報告されました。