春日部市に児童相談所の設置を

4月21日松本市議、並木市議、卯月市議、今尾市議、大野市議、坂巻市議が県庁を訪れ、秋山県議とともに、「春日部市に児童相談所の設置を」と求めました。

 

松本市議から「越谷以北には児童相談所がない。春日部市は人口も多く、コロナを受けて虐待件数も増えている。ぜひ春日部市に児童相談所を設置してほしい。これは党市議団だけの要求ではない」と話しがありました。

担当課からは「今年度の当初予算で熊谷児童相談所の一時保護所と朝霞に児童相談所が創設されることが決まりました。所沢児相の管轄人口は110万人。川越児相は100万人でした。朝霞児相によってこの2つの児相の管轄人口を減らすことになります。越谷児相の管轄人口は70万人です。県内で下から2番目の管轄人口です。全国平均は60万人です。中核市である越谷市が児童相談所を設置すれば、県の児童相談所を移すということになります」と回答。

それに対し、並木市議は「他の中核市を見ていると児童相談所を設置してない。『中核市が設置すればと』言うけれど、それでは、永遠に児童相談所を設置できないと思ってしまう。虐待問題が深刻化しているわけだから、全県的に増設を考えていく必要がある。県として中長期の計画を持つべき」と話しました。

秋山県議は一昨年の9月議会の一般質問で児童相談所の増設、特に管轄人口が100万人を突破しているところ、人口20万人以上の都市には児相が必要」と求めたこと。知事は「私は、子供を虐待から守るという不退転の決意を持って職員の確保と新たな児童相談所の設置に全力で取り組んでまいります」と答弁したことを紹介しながら、「20万人都市で児相がないのは春日部だけ。ぜひとも検討を」と求めました。